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五月人形作家

甲冑師:武蔵 雅峰(むさし がほう)

昭和22年埼玉に生まれる
昭和41年甲冑づくりの修業に入る 師は朝比奈朔太郎
昭和62年東京都伝統美術技法修得の表彰を受く
平成5年第十六回全国新作節句人形コンクールにて文部大臣賞受賞
平成11年和紙小札シリーズ新作兜を発表
平成13年国宝・重要文化財鎧四領を制作発表
平成19年小札に蒔絵を施した素懸縅鎧を発表
平成20年染色家、工藤華織とコラボレーション新作草木染鎧を発表

厳しい修練によって育まれた伝統技法のなかに、現代感覚をとり入れる甲冑師。
鎌倉、南北朝時代の甲冑を中心に研究し緻密な時代考証に基づく手づくりの技は高く評価されている。

甲冑師:小笠原 甲匠(おがさわら こうしょう)

昭和25年静岡市に生まれる。
昭和43年甲冑づくりの修業に入る。
昭和49年甲冑師として独立する。
冑盛上金具を考案。独自の鎧兜を製作、発表する。
平成11年和紙本小札、大鍬形之大鎧を発表。
平成13年甲冑に飴色の白檀塗りを採用する。
平成16年名将の鎧兜シリーズを発表。
平成19年限定製作の新作鎧を発表し、大好評を博す。

日本男児の身を守り平和を守るシンボルとしての雛甲冑は、古くからある日本の伝統美です。
時代を生きた武士たちの美意識、造形美にこだわって、今後も技をみがいていきたいと考えています。

甲冑師:別所 実正(べっしょ じっしょう)

昭和29年東京浅草に生まれる。
昭和47年甲冑製作に従事。師は二世実正父親である。
昭和58年独立。三世別所実正を襲名する。
平成5年 川越喜多院所蔵 長持彫金金具修理。
平成11年伝楠木正成公具足三鍬形前立之兜付胴丸具足製作。
平成13年徳川家康公「大黒頭布形兜」
豊臣秀吉公「黒漆馬蘭之兜」
黒田長政公「黒漆銀箔押之兜」を製作発表する。
平成16年オリジナル前立の創作兜を発表。
平成19年コンパクトタイプの伊達政宗公 兜を発表。
平成21年石川県小松市「多太神社宝物の齋藤実盛の兜」を模写複製。
平成29年さいたま市「東玉」で初の個展。

平安時代から江戸末期までの甲冑、刀剣の研究に専念し、彫金切りまわし、鍛金等の技法を用いて甲冑の製作に取り組んでいる。

甲冑師:加藤 峻成(かとう しゅんせい)

昭和53年2月20日東京都文京区に生まれる。
平成8年高校卒業後18歳で、父峻厳のもと、甲冑製作の修行を始める。
平成17年峻成を名乗る。(本名・一成)東玉で作品を発表する。
平成19年現代感覚ブロンズ小札之兜を発表。
平成20年経済産業大臣指定の伝統工芸品 江戸節句人形の伝統工芸士に認定。
平成28年現技術の最高傑作「極兜」を発表。

父、峻厳の指導もと、江戸甲冑伝統の技法にこだわり、新たな作品を続々と発表する。
今後の業界を担う、新鋭の若手甲冑師。

甲冑師:加藤 鞆美(かとう ともみ)

昭和9年東京都滝野川に生まれる。

先代加藤一冑(いっちゅう)の次男、幼少の頃より祖父と父と共に、仕事場に座っていた。
後に父一冑の作った資料を再編集し、現代の素材、技術、技法を取り入れ、縮尺されていても実物の雰囲気を崩すことなく、洗練された逸品を創り続けている。

京都府立文化博物館蔵「平治物語絵巻」立体復元の鎧武者は、現代の傑作と評されている。
日本甲冑武具研究保存会会員
日本伝統工芸甲冑士一号
東京都知事指定伝統工芸士

甲冑師:鈴甲子 雄山(すずきね ゆうざん)

埼玉県伝統工芸士

昭和61年第9回新作節句人形コンクールにて内閣総理大臣賞を受賞。
平成4年第15回新作節句人形コンクールにて内閣総理大臣賞を受賞。
平成16年経済産業大臣指定、節句人形工芸士に認定。
平成18年四代目雄山襲名。

四代目まで続く名門甲冑工房。機会あるたびに、日本全国に所蔵される鎧、兜を現地に赴き、調べ研究精進を重ねている。
また、壱三の名前で、わんぱく大将シリーズを作成し甲冑師としてだけではなく、人形師としての一面も併せ持つ。

菊地 啓山

昭和20年墨田区東向島生
父、人形師松菊
昭和38年〜甲冑師大野龍玉にて修行
昭和46年独立
平成11年埼玉県伝統工芸師認定