皆様おはようございます。今日は暦の上で「草木萌動（そうもくきざしうごく）」。文字通り、春のあたたかさに草木が萌え動き出す頃。皆様の土日のご予定はいかがでしょうか。新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、日本全国でイベントは中止になり、商業施設は営業停止せざるを得なくなっていますね。ここ岩槻では3月1日に開催予定だった「2020人形のまち岩槻 流しびな」が中止となりました。中止は残念ですが、結果、本来の流しびなの意味合いが強く表れることになったなと感じました。と、いうのも…。

人形の東玉には埼玉県内の小学生3年生4年生が校外学習で見学に訪れます。そのとき私たちはご案内の中で「なぜ雛人形・五月人形を飾るのか」というお話を、いろんな例を出してお話します。その例の一つとして「昔は流行病で命を落とす幼い子供がたくさんいてね、医療も今みたいに発達していなかった時代もあったでしょ？　だから雛人形を飾ることの意味の一つに、病気が子供に寄ってこないようにという願いも込められているんですよ〜」と話すことがあります。厄を祓い清める意味ですね。

中止になった「流しびな」は、子供の健やかな成長と人々の無病息災を、紙や草木でかたどった人形を乗せた「さん俵（藁で編んだ、人形やお供え物を乗せる円形の台盤）」に託し、池に流して祓い清めるイベントです。

流しびなに限らず、中止は残念ですが、むしろ参加者の安全を考慮した中止の決断は、本来の雛人形を飾る意味に近いものがあるのではないでしょうか。

私たちは、本来の意味に立ち返って雛人形を飾ることで気持ちを整え、一日でも早いウイルス感染拡大の収束を願って、日々の予防や治療をがんばりましょう！！

東玉の店舗でも、スタッフがマスクをしてお客様のご案内をさせていただくことがございます。お客様皆様と従業員の安全を考えてのことですので、大変申し訳ございませんが、御理解いただきますようお願いいたします。

この記事を読んでいる人は下記の記事も読んでいます。

【ひな人形催事2025】いよいよ明日から開催！ 11/30・12/1　in横浜産貿ホール　 【ひな人形催事2025】いよいよ明日から開催！ 12/14・12/15　in 柏の葉カンファレンスセンター 「ひな人形」「五月人形」お正月大販売会

前の記事へ

次の記事へ