TOP > 五月人形|木目込人形・甲冑の通販サイト > 五月人形コラム > 端午の節句とは > 5月5日は縁起の良い日?男の子の節句「端午の節句」と「こどもの日」の関係

5月5日は縁起の良い日?男の子の節句「端午の節句」と「こどもの日」の関係

2023年12月30日

端午の節句とは

5月5日は縁起の良い日?男の子の節句「端午の節句」と「こどもの日」の関係

5月5日は「端午の節句」で「こどもの日」そして「男の子お節句」のお祝いの日です。
男の子の健やかな成長と立身出世を願って鯉のぼりを揚げ、強くたくましく育つよう願いを込めて鎧兜や武者人形を飾ります。

しかし、「端午の節句」と「こどもの日」が同じ日なのは偶然でしょうか?
それとも、「端午の節句」の別名が「こどもの日」なのでしょうか?もしくはその逆なのでしょうか?

実はこの「こどもの日」は「端午の節句」に合わせて後から制定されたのです。
なぜ同じ日になったのか?また、そもそもの端午の節句が男の子の節句なのはなぜなのか?

男の子の節句である端午の節句の歴史から見ていきましょう。

東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら
東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら
五月人形カタログバナー

 

 5月5日の「端午の節句」に合わせて「こどもの日」が制定されました

東玉オリジナル端午木目込 凛

古代中国の「楚」という国に屈原(くつげん)という政治家がおり、国と人民に尽くしましたが不遇な死を遂げます。5月5日に亡くなった為、屈原の供養のためのお祭りが行われました。
屈原を供養する風習はやがて中国全体に広がり、「端午の節句」となり三国の時代には魏(ぎ)の国により旧暦五月五日に定められ、日本にも伝わりました。

日本の端午の節句は奈良時代から続く古い行事です。昔は季節の変わり目の端午の節句の日には、病気や災いをさけるための行事があり、薬草や厄除けの菖蒲を飾りました。

端午の節句に「鯉の吹き流し」を立て「武者人形」を飾り男の子のお祝いをするような行事になったのは徳川時代からです。

一方、こどもの日は昭和にはいって1948年7月20日の祝日法の公布及び即日施行により制定されました。このこどもの日の日付を決めるにあたっての希望が多かったのが「端午の節句」の5月5日です。

理由としては、北海道や東北ではそれより前の日付だと寒いとの反対が多かった為や、端午の節句が男の子を祝う日だった為に日付をあわせたほうが良いという意見が多かったからのようです。

 端午の節句・こどもの日は男女ともにお祝いします

端午の節句

このように起源と由来の違う2つのお祝いである「端午の節句」と「こどもの日」はそのお祝いする対象も違います。
端午の節句は「男の子の節句」であり、男の子のお祝いをする日ですが、こどもの日は男女共にお祝いをします。

関連記事:「女の子はお祝いしない?こどもの日の飾りはなぜ鎧や兜など「男の子」用だけなの?」

関連記事:「こどもの日は「こどものお祝い」をする以外の意味もあるのです」

端午の節句では飾る五月人形の種類が代表的なもので3種類。
厄から男の子の身を守る「鎧飾り」と「兜飾り」、男の子が健康に立派に育つよう祈願する「子供大将飾り」などの人形があります。

この3種類はそれぞれ更に飾り方によって種類が分かれます。
最も一般的な「平台飾り」に、五月人形が下台にしまえる「収納飾り」、お手入れの手間の少ない「ケース飾り」また、現在は少なくなりましたが、本来は雛人形のような「三段飾り」があり、二段目にかがり火、軍扇陣傘陣太鼓の三点揃い、三段目に粽揃い、鯉と吹き流しの両建てがついた豪華なお飾りが主流としてありました。また実際に男の子が着ることが出来る「着用飾り」や、人気の戦国武将の鎧兜をモチーフとした「名将飾り」などがあります。

このように現代では豊富な種類から男の子にふさわしい五月人形を端午の節句に選ぶことが出来ます。ぜひこちらよりご覧ください。

  • ケース入り 鎧飾り「5号 特選大鎧」:緑裾濃の威が生命力を感じさせる鎧です。ケースは八角形になっており、お洒落です。バックの山水の蒔絵がとても豪華に魅せます。

商品詳細

ケース入り鎧飾り「5号 特選大鎧」

ケース入り鎧飾り「5号 特選大鎧」

100,000円(税込)

幅51×奥行37×高さ61cm

  • 彩宴 兜飾り「8号 翠玉」:手打ち星鋲の合わせ鉢、吹き返しは印伝革、威糸は正絹を使用した本格的な兜。LEDライトを包み込むような、優しいグリーンの和紙の円と金の縦ラインのデザインが特徴的です。

商品詳細

彩宴 兜飾り「8号 翠玉」

彩宴 兜飾り「8号 翠玉」

157,300円(税込)

幅45×奥行30×高さ36cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 碧」:菖蒲を片手に立ち姿で見得(みえ)を切る皐月童「碧」(あお)。人気の可愛い笑窪(エクボ)のお顔です。爽やかな色目の正絹衣装に、セッティングはリビングなどの洋室を想定した木目調、間口32cmとコンパクトにまとめました。現代の住空間にフィットします。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 碧」

端午木目込人形 「皐月童 碧」

121,000円(税込)

幅32×奥行30×高さ29cm

一方、こどもの日は男の子の人格を重んじ、男の子の幸福をはかるとともに、母に感謝することが趣旨ですので、こどもの日は男の子、女の子ともにお祝いします。
男の子はお祝いが重なる日なんですね。

 端午の節句で飾る五月人形の種類は兜・鎧・人形が主です

鎧飾り

この男の子の節句で飾る五月人形はなぜ「兜」・「鎧」・「子供大将飾り」が多いのでしょうか?

鎧兜の飾りは災難から身を守る

端午の節句に鎧、兜を飾ることは武家社会の風習で、身の安全を願い神社にお参りしました。戦より戻ると神社へ無事帰れたことへの感謝を表す為に鎧や兜を奉納する習わしがありました。
身を守る鎧兜を、男の子の身の安全や厄から守ってくれるシンボルとして後には庶民の間にも「鎧飾り」「兜飾り」という形で五月人形として形を変えてきたのです。

子供大将飾りでも「鎧兜」や武具が多く見られます

男の子の初節句の五月人形は、鎧や兜をきている人形が多く見受けられます。また、弓矢や大太刀、小太刀などの武具を持っている場合もあります。
男の子の人形に鎧や兜を着せて、男の子の健やかな成長と無病息災を祈願するシンボルとしての役割があるのです。

鎧兜を製作する甲冑師のご紹介

別所 実正(べっしょ じっしょう)

最上級の技を持つ名匠。平安期から江戸末期までの甲冑の研究に邁進。
独自の技法を技法を用いて、甲冑制作に取り組む。
詳しくはこちらよりご覧ください。

加藤 峻成
国の伝統工芸士試験に最年少合格を果たした新進気鋭の若手甲冑師。
江戸時代甲冑の伝統技法を受け継ぎ、現代感覚を取り入れた「彩り」シリーズが人気です。
武蔵 雅峰
先代より受け継がれた厳しい修練によって育まれた伝統技法の中に、現代感覚を取り入れる若手甲冑師。鎌倉時代・南北朝時代の甲冑を中心に研究し、時代考証に基づく手作りの技術は高く評価されている。
詳しくはこちらよりご覧ください。

男の子の節句に欠かせない五月人形をご紹介します。

【端午木目込人形】
岩槻の伝統技法「木目込」で創る新しい五月人形の風。
躍動する造形を可愛いお顔が人気です。
男の子の初節句にもおすすめの端午木目込はこちらよりご覧ください。

端午木目込人形 「皐月童 陸」
可愛いけれど堂々とした男児「陸」。きりっと結んだ口元、もちもちのボディーは、生まれて間もない赤子の生命力が感じられます。名前の「陸(りく)」は大地のように堂々とした男子にご成長されるよう、願いを込め命名しました。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 陸」

端午木目込人形 「皐月童 陸」

126,500円(税込)

幅28×奥行25×高さ27cm

奏・青音(あおと)

青と白の爽やかな男の子らしい配色が人気の兜飾りです。布地は正絹にこだわり、鍬形(角の部分)や金具は純金箔押しの伝統技法で仕上げています。立派な長い鍬形も特徴です。兜を飾る櫃(収納する箱)は桐材を使用。屏風の可愛らしい藤の花は五月の季節を演出します。
東玉オリジナル木目込兜  奏・青音(あおと)
東玉標準価格92,400円(税込)

幅28×奥行28×高さ32cm
収納 着用飾り「 25号上杉・陣羽織」
シックな黒塗の収納箱にオリジナルの三歳用陣羽織を飾る、独特で品のある商品です。お子様が三歳になった時、兜を被り、刀を持ち、陣羽織を着て記念写真を撮ることをイメージして製作いたしました。お子様との思い出がより一層深まることと思います。兜は上杉謙信公をモデルとしており、日輪の部分には龍の細工が施されております。

商品詳細

収納 着用飾り「 25号上杉・陣羽織」

収納 着用飾り「 25号上杉・陣羽織」

183,700円(税込)

幅55×奥行49×高さ91cm

実際に着用できるタイプの着用兜飾り。しかも収納も簡単です。
小さい頃の写真は大きくなってからは撮れません。上杉謙信の兜をかぶって陣羽織を羽織った雄姿をたくさん写真に撮ってあげて下さいね。

  • 収納 着用飾り「30号 龍斗」:屏風には勇ましい龍虎がデザインされ、吹き返しに龍の彫金が施されています。高級感あふれている着用兜収納です。

商品詳細

収納 着用飾り「30号 龍斗」

収納 着用飾り「30号 龍斗」

144,100円(税込)

幅65×奥行45×高さ82cm

  • 草木染 鎧飾り「7号 瑞望・紫」:生命力を感じさせる茶色に草木染で染め上げた凛々しい鎧です。裂地の部分には京都の龍村美術織物「糸屋輪宝手紫」が使われ、優雅で品格のある仕上がりとなっています。屏風は手描きで白梅の絵が描かれており、とても優しい雰囲気のある飾りです。

商品詳細

草木染 鎧飾り「7号 瑞望・紫」

草木染 鎧飾り「7号 瑞望・紫」

385,000円(税込)

幅70×奥行56×高さ75cm

東玉では熟練の甲冑師による匠の技を注ぎ込んだ五月人形を豊富な種類取り揃えております。ここではご紹介しきれなかった男の子の節句にふさわしい五月人形はこちらよりすべてご覧いただけます。

男の子の節句である端午の節句は、子供の無病息災を祈る行事に由来していますが、古代からつい100年ほど前までは3歳まで生きることが出来ない子供も多くいました。
そんな時代に親が男の子を想う気持ちが五月人形という形となったのでしょう。

現在では医療が発達して多くの男の子が元気にすくすく育つ環境が整備されています。
このように文化や医療の発達した現在の社会においても、端午の節句に男の子のお祝いをする風習は親から子へ受け継がれています。
いつの時代でもどこの国でも、男の子の健やかな成長と幸せを願う親心は世界中変わりません。

東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら
東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら東玉の五月人形を詳しく見る:五月人形TOPはこちら
五月人形カタログバナー

ページトップへ