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TOP > 雛人形 > 家族の風景 > シンプルな親王飾りから始まるひな祭りの祝い。舌間家 彩織(あやり)ちゃん [さいたま市在住]
生まれてきてくれたお孫さんのために両家三世代が集まって祝う特別な一日。
「桃の節句」と「端午の節句」。江戸の時代から約160年に渡り、子供たちの成長を祈り続けてきた東玉が、人形の町・岩槻から、古来からのお節句をご家族の皆さまと共に見守らせていただいております。

舌間家 彩織(あやり)ちゃん [さいたま市在住]

シンプルな親王飾りから始まるひな祭りの祝い

 

生まれてきてくれた女の子の健やかな成長を願う桃の節句、ひな祭り。雅な七段飾りは華やかで美しく、いつまでも心に残るものです。
しかし、利便性を重視したマンションなどでは、ひな人形を飾る場所や収納も限られ、三段飾りや親王飾り(一段飾り)が主流になってきました。
ひな人形には昔から“子供の身代わりとなって厄を受けるお守り”としての役目があります。ですから七段飾りでなくて大丈夫? と心配されるかもしれません。でも実は、お守りとして大切なのはお雛様とお内裏様なんです。
はるか昔から時代とともにその様式を変化させてきたひな祭り。三段飾りや親王飾りをリビングなどに飾って、家族みんなで愛でるのも、その新しい形として親しまれています。

親王飾りからお人形を増やしていく!?

リビングに飾られたお雛様とお内裏様。この愛らしい親王飾りを選んだのは、舌間岳人さん、花織さん、長女の彩織ちゃんご家族。お父様の岳人さんは広告関連のお仕事、お母様の花織さんは住宅設計などを手掛けるクリエーターご夫婦です。
大きな窓から光が差し、自然のぬくもりを感じるウッディーなお宅も花織さんご自身の設計。無垢材のテーブルにひな飾りがよく合っています。

女の子の幸せな成長を願うひな祭り。お母様・花織さんには思い出のエピソードがありました。それは、初めてのひな祭りの際は立雛の親王飾りだけだったこと。そして、お人形は年々増え、やがて七段飾りへ。
「眉毛のない立雛があまり好きになれず、三人官女がうちに来た時は嬉しかったですね。『可愛いお人形さんが来た』って。また、子供の頃は姉妹3人で階段にぬいぐるみを並べてひな祭りごっこをしてました」

元気いっぱいに飛び回る彩織ちゃんを前に花織さんが続けます。「自分が親になってひな人形を目の前にすると、自分の子は娘なんだなあ。こうやってお祝いしていくんだなって実感しますね。自分の親もそんな思いで人形を飾ってくれてたんだろうなって思います」
そして、いつか彩織ちゃんがひな祭りのことを分かるようになった時、お人形を増やしていくことも楽しみにしていると…。

ひな人形は“子供の厄を受けるお守り”。ひな人形を手に取って遊ぶことは良いことなんです。もしも、人形を壊してしまっても、それもまた良い思い出に…。
舌間家のひな祭りには、岳人さんの亡くなってしまったお父様がコレクションしていたウイスキー瓶でお花を生けていました。
ひな祭りは、お祭りでもあります。人形で遊んだり、ご家族それぞれの楽しみ方があって良いものです。

「大きくなあれ」と、彩織ちゃんへのメッセージを書かれたお父様・岳人さん。「娘にはどういう風になってほしいというより、どういう風に成長していくのか? を楽しみにしています」と話してくれました。
ひな祭りには、その昔、子供の成長に合わせお人形を増やすという習慣がありました。来年、そして、再来年、彩織ちゃんの成長に合わせ、ひな飾りもより賑やかになっていく。またそれも過去の習慣というより現代的なひな祭りの楽しみ方なのかもしれません。

 

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