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ひな人形の「裂」いろいろ

2020年6月21日

スタッフブログ

ひな人形の「裂」いろいろ

皆様こんにちは!
冒頭画像のタグに印刷された漢字「龍村裂」。ふりがなに頼らず読めますか?「たつむらぎれ」と読みます。「裂」は「きれ」と読み、本来は布や織物の断片のことを言いますが、私達はひな人形の衣裳の布地をこう呼んでいます。

京都で古代織物の研究と復元に尽力し、織物を美術にまで高めた龍村美術織物。その裂を「龍村裂」と呼び、東玉の木目込人形の第一人者である鈴木賢一のひな人形に着せ付けています。

先日、長年シーズンスタッフとして活躍している女性が、身近なお友達におすすめして、ご予約いただいたのがこの「以和喜 龍村」。時が経っても色褪せない造形の美しさに、高級感あふれる龍村裂を着せたおひなさま。スタッフからの信頼も厚いひな人形です!

さて。賢一のひな人形には龍村裂以外にも様々な裂が着せられます。

只今、新作お披露目会を開催中ですが、今年の新作の中で特に目を引くのがこちらのお殿さま方。

どちらも「経錦」(たてにしき)を着ています。通常、織物の柄は緯糸(よこいと)で描き出されますが、この経錦は経糸(たていと)で柄を描き出し、繊細な模様が織り出されます。

そして、毎年人気のこちら。

皆様のご記憶に新しい令和の即位礼正殿の儀。そこで天皇陛下がお召しになった衣裳「黄櫨染 桐竹鳳凰麒麟」です。

いろいろな種類の裂が賢一のひな人形には着せられますが、その全てに共通していることは正絹ということ。経糸も緯糸も絹100%で織られている裂です。

東玉が誇る鈴木賢一のおひなさま。
毎年6月に限定の衣裳や新作が発表になります。
そして、ここから、工房は本格的に人形作りの季節に突入してゆくのです。

その様子はまたの機会に!

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