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五月人形のなかでも人気はやっぱり「兜飾り」

2020年4月1日

五月人形の飾り方

五月人形のなかでも人気はやっぱり「兜飾り」

端午の節句とは、男の子の誕生を祝い、今後の健やかな成長を願う年中行事です。
お子様の災厄をはらうために五月人形を飾り、強くたくましく立派な男性に成長することを願うのです。

武家社会に生まれ発展して来た「五月飾り」には、様々な種類があります。
端午の節句のお飾りと言うと、大抵の方がはじめにイメージされるのは「甲冑飾り」や「鯉のぼり」かもしれません。
これら2つのお飾りにしても、実はその由来やそれぞれに込められた意味が違うのです。

最近は数ある五月人形の中でも、扱いやすく、飾る場所に合わせて選べる「兜飾り」を選ばれる方が増えています。
大河ドラマや歴史ブームなどの影響もあってか、特に伊達政宗や上杉謙信などの戦国武将の兜飾りは非常に人気のある商品です。中には実際にお子様が着用できるタイプもあるのです!

なお、本記事にて記載の価格は2020年3月時点での東玉標準価格であり、東玉標準価格の変動がある場合がございますので、あらかじめご了承ください。

端午の節句に五月飾りを飾るようになったのはなぜ?「内飾り」と「外飾り」の歴史

五月人形

日本での端午の節句は、もともと【女性のための日】だったといわれています。
日本はお米の国ですから、端午の節句のある五月は田植えをするとても大切な季節でした。
女性の力が豊作をもたらすとされ、「早乙女(さおとめ・そうとめ)」と呼ばれる女性たちが田植えをしていました。
田植えの前に魔を祓って浄化するために、女性たちは「菖蒲(しょうぶ)」や「蓬(よもぎ)」を軒先に吊した家に籠もり、その身を清めたとされています。

その日本古来の習わしに、奈良時代に中国から伝わった「端午の節句に菖蒲を使って邪気祓いをする風習」が合わさります。

奈良・平安時代の貴族の間では、端午の節句に「菖蒲」や「薬玉(菖蒲、よもぎ等の薬草を束ねたもの)」を飾り、邪気を祓っていたとされています。

鎌倉時代の武士の間で、「菖蒲」の音が「勝負」や「尚武(しょうぶ):武を尊ぶ」に通じることから、「端午の節句」を「菖蒲(尚武)の節句」と呼ぶようになりました。

この頃の武家屋敷では、男児が生まれると家の外に「幟旗(のぼりばた)」を立て飾ってその誕生を知らせていたそうです。
さらには生まれた男児へ「兜」を贈ることもあったようです。

これらの風習が合わさり、江戸時代には「端午の節句」は【男の子の成長を祝う行事】となり、この時期には屋外に「幟旗」や「槍(やり)」、「兜」などの五月人形を飾るようになったとされます。
兜や鎧を飾る理由は、武士にとって大切な防具である甲冑を飾ることで【男の子のお守り】とし【無病息災を願った】からです。

関連記事:「五月の節句「端午の節句」は男の子を鎧兜や菖蒲湯で守る意味があります」

その後、江戸時代の庶民たちも「端午の節句」に紙で作った「鎧兜飾り」や「武者人形(むしゃにんぎょう)」を飾ってお祝いするようになり、武士の「幟旗」に対抗して「鯉のぼり」を立て飾るようになったのです。

このように、五月人形はもともと「外飾り」が始まりだったようです。
「鯉のぼり」や「武者絵幟(むしゃえのぼり)」を空に向けて揚げる理由は、【男児の誕生を神様に知らせ、子供を守ってもらうための目印だから】といわれます。
さらに「鯉のぼり」には【立身出世への願い】も込められています。

江戸中期から後期にかけては、職人によって鎧飾りや兜飾り、そして武者人形までもが、より精巧でコンパクトに作られるようになり、「内飾り」として次第に家の中に飾られるようになりました。
こうして屋内に飾るようになった節句飾りが、現在「五月人形」と呼ばれるものです。

東玉ではお子様の無病息災や健やかな成長を願って飾る五月人形を種類豊富に取り揃えております。
コンパクトな収納飾りや人気のケース入りの商品なども多数ご用意しておりますので、ぜひこちらよりご覧ください。

  • 豪華でコンパクトな大鎧飾り「5号 特選大鎧」

商品詳細

5号 特選大鎧

90,000円(税込)

規格:幅51×奥行37×高さ61cm

  • 凛とした姿に空気も震える美麗な兜飾り「10号 印伝吹返赤糸威」

商品詳細

10号 印伝吹返赤糸威

150,000円(税込)

規格:幅54×奥行38×高さ62cm

  • 健やかな愛くるしさの子供大将飾り「皐月童 樹」

商品詳細

皐月童 樹

160,000円(税込)

規格:幅45×奥行32×高さ44cm

関連記事:「端午の節句の「五月人形」と「鯉のぼり」は由来が別なんです!」

関連記事:「端午の節句の由来とは?五月人形を飾る意味やマナーを解説!」

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五月人形の付属としてはどんな飾りがあるのでしょうか?鯉のぼりや名前旗など

五月人形と名前旗

本来は「端午の節句」には、お子様を神様に守ってもらうために外飾りを、お子様のお守りとするために内飾りを飾るものです。
最近では、住宅事情などの点から内飾りである五月人形だけを飾るご家庭が多くなりました。
ただ、実は昔ながらの内飾りも外飾りも現代の生活に合わせて少しずつ進化しているのです。

五月人形の種類と脇飾り

五月人形には「鎧飾り」「兜飾り」「子供大将飾り」があります。
【お子様のお守り】として考えると、伝統的なお飾りはやはり全身を防御する「鎧飾り」や大切な頭を守る「兜飾り」がいいのかもしれません。

兜飾りや鎧飾りには、「弓太刀」と「屏風」も飾ります。
脇飾りとしては、関西方面では1対の「陣屋提灯(家紋入り)」、関東方面では1対の「勝ちどき旗(家紋入り)」があります。
また、昔は五月人形の後ろに「枠飾り」という旗や槍を何本も立てるお飾りもありました。

その他にも段飾りなど大きめの鎧兜飾りの場合は、「飾り馬」「鯉吹き流し」「篝火(かがりび)」「三品揃い(軍扇・陣笠・太鼓)」「ちまき揃い(粽・柏餅・八足台か三方の菖蒲酒徳利)」などのお飾りもあります。
関西方面では「張り子の虎」も五月人形と一緒によく飾られます。

東玉では段飾りをはじめ鎧飾りの五月人形を種類豊富に取り揃えております。
東玉の鎧飾りの五月人形はこちらからご覧ください。

  • 刀に弓矢に屏風もそろった鎧飾り「10号 朱極」

商品詳細

10号 朱極

259,000円(税込)

規格:幅75×奥行55×高さ92cm

  • 朱の映える草木染の木目込鎧飾り「新朱風」

岩槻伝統の木目込の技法を五月人形に取り入れた鎧です。見た雰囲気が優しく、男性だけでなく女性に特に人気の高いシリーズです。通常は威しと呼ばれる糸を通していく部分は、草木染の裂地で木目込まれています。優しいグラデーションで見た目にもやわらかい雰囲気が特徴です。胴の部分には印伝で蜻蛉(とんぼ)柄をあしらっています。蜻蛉は害虫を取り除くので五穀豊穣の象徴とされたり、病気を持ち込む蚊を食べることから無病息災の象徴とされたりします。また、中世では武士の間で「勝虫」と呼ばれたことからも実際に蜻蛉柄は武具や装束に多く取り入れられています。また、弓太刀の矢羽の色も朱色に染め上げ、色のコーディネートも美しいほか、朱色や赤色に宿る魔よけの意味も込められています。

商品詳細

新朱風

110,000円(税込)

規格:幅39×奥行23×高さ36cm

岩槻伝統の木目込の技法を五月人形に取り入れた鎧です。見た雰囲気が優しく、男性だけでなく女性に特に人気の高いシリーズです。通常は威しと呼ばれる糸を通していく部分は、草木染の裂地で木目込まれています。優しいグラデーションで見た目にもやわらかい雰囲気が特徴です。胴の部分には印伝で蜻蛉(とんぼ)柄をあしらっています。蜻蛉は害虫を取り除くので五穀豊穣の象徴とされたり、病気を持ち込む蚊を食べることから無病息災の象徴とされたりします。また、中世では武士の間で「勝虫」と呼ばれたことからも実際に蜻蛉柄は武具や装束に多く取り入れられています。また、弓太刀の矢羽の色も朱色に染め上げ、色のコーディネートも美しいほか、朱色や赤色に宿る魔よけの意味も込められています。

鎧兜などの甲冑飾りと一緒に「武者人形(子供大将人形)」を飾る方も多いです。
男の子のお守りとして昔からよく選ばれてきたのは「神武天皇」や「鍾馗(しょうき)」の五月人形です。
可愛らしい「金太郎」や「桃太郎」などの子供大将飾りもとても人気があります。
お正月飾りの「破魔弓」を五月人形と一緒にお飾りいただいてもよいでしょう。

東玉では伝統の端午木目込の愛くるしい五月人形を多数ご用意しております。
ぜひ、こちらよりご覧ください。

  • 端午木目込の技法を用いた愛くるしい五月人形「皐月童 凜」

かわいいエクボのお顔と躍動感溢れる造形が人気の端午木目込人形。横に置いてある兜を被せた状態でもお飾りいただけます。

商品詳細

皐月童 凜

128,000円(税込)

規格:幅42×奥行27×高さ31cm

かわいいエクボのお顔と躍動感溢れる造形が人気の端午木目込人形。横に置いてある兜を被せた状態でもお飾りいただけます。

  • 健やかなる笑顔と勇ましさの子供大将飾り「皐月童 航」

商品詳細

皐月童 航

140,000円(税込)

規格:幅45×奥行33×高さ35cm

段飾りが主流であった昔は、豪華に脇飾りをたくさん飾りましたが、住宅事情の変化した現代では、居住空間や生活スタイルに合った五月人形を選び、お好みで脇飾りを組み合わせて飾るという方が多いようです。

関連記事:「五月人形で人気のある兜・鎧・武者人形をご紹介します!」

関連記事:「五月人形の飾り方は鎧兜の大きさとタイプ、飾る場所によって決まります」

関連記事:「武者人形は五月人形の一種で、子供の武者の姿をした子供のお守りです」

「鯉のぼり」や「のぼり旗」の現在

外飾りでは「鯉のぼり」が有名ですが、他にも「幟旗(のぼりばた)」や「武者絵幟(むしゃえのぼり)」があります。

鯉のぼりが空高く泳いでいるのを見ていると爽快な気分になりますよね。しかし、見ているだけではなく実際にご自身で揚げると、さらに気持ちがいいものです。
もし可能であるなら、お子様が鯉のように元気はつらつに育つよう、ぜひ「鯉のぼり」を揚げてあげてください。
たとえ大きな鯉のぼりを揚げるスペースがなくても、今の鯉のぼりは以前よりも小型化しています。
最近はベランダや室内に飾るコンパクトで可愛らしい鯉のぼりも人気があります。

一方の「幟旗(のぼりばた)」の方も、昔は五月の節句の時期には家の外のお飾りでしたが、最近は内飾りとして飾れるようコンパクト化し、スタンド式の商品まで出ています。
それとは少し別になりますが、以前は木札にお子様の名前を入れて鎧・兜飾りの脇に飾っていたのですが、最近は「名前旗」を飾るのが人気です。
お子様の名前が入っていると誰の五月人形なのか一目瞭然で、豪華に見えるので特別感も増します。

関連記事:「鯉のぼりの由来は「端午の節句」とともに武家と庶民文化に生まれた日本独自の文化」

関連記事:「ひと通りわかる!5月の節句に飾る「五月人形」の基礎知識」

関連記事:関連記事:「五月人形の種類と選び方を知ってお子さまの初節句にそなえましょう」

一番人気の五月人形はやっぱり「兜飾り」人気のおすすめ商品3選!

兜飾り

本来は「端午の節句」には、お子様を神様に守ってもらうために外飾りを、お子様のお守りとするために内飾りを飾るものです。
最近では、住宅事情などの点から内飾りである五月人形だけを飾るご家庭が多くなりました。
ただ、実は昔ながらの内飾りも外飾りも現代の生活に合わせて少しずつ進化しているのです。

加藤峻成作 5分の1 赤糸長鍬
5分の1 赤糸長鍬(あかいとながくわ)

5分の1 赤糸長鍬

加藤峻成(かとうしゅんせい)は、東玉工房で一番の若手ながら「江戸甲冑手並べ小札兜」を得意とする新鋭の甲冑師です。
こちらの「5分の1 赤糸長鍬(あかいとながくわ)」は、伝統技法にこだわりながら現代のニーズに合わせて創られた超コンパクトな兜飾りです。
隅々まで手を抜くことなく仕上げられた「赤糸縅(おどし)」の兜に、可愛い鯉のぼりの飾り台がついた五月飾りです。

  • サイズ:幅27×奥行27×高さ36cm
  • 東玉標準価格:99,000円(税込)

「5分の1 赤糸長鍬(あかいとながくわ)」はこちらよりお求め下さい。

東玉が誇る若手甲冑師「加藤峻成」の詳しいプロフィールはこちらよりご覧ください。

別所実正作 5号 金竜頭立(きんりゅうずだて)

別所実正作 5号 金竜頭立

別所実正(べっしょじっしょう)は、常に難しい技法に挑戦し続けている東玉のベテラン甲冑師です。
こちらの「5号 金竜頭立(きんりゅうずだて)」は、別所実正が極めた「切る・叩く・延ばす・彫る」と金属のあらゆる加工の技が集結された作品です。
特に竜の前立てと鉢前面の透かし彫りは、別所実正ならではのものです。
この兜飾りの忍び緒や威(おどし)、櫃紐(ひつひも)は東玉オリジナルとなっております。

  • サイズ:幅70×奥行40×高さ50cm
  • 東玉標準価格:299,200円(税込)

「5号 金竜頭立(きんりゅうずだて)」はこちらよりお求め下さい。

最上級の技を持つ東玉の名匠「別所実正」の詳しいプロフィールはこちらよりご覧ください。

端午木目込兜 奏・赤音(あかね)

奏・赤音

こちらは東玉オリジナルの「端午木目込シリーズ」の兜飾りです。
岩槻の伝統技法「木目込」を使い、今までにはない華やかで可愛らしく現代的な兜飾りを創り上げました。
明るい色使いと優しい風合いの端午木目込シリーズは、特に女性の方にご好評いただいております。
サイズも幅28cmと非常にコンパクトな五月人形です。
金箔押しクリア仕上げの鍬形(くわがた)部分は、マグネットで兜に装着できます。木目込工房のある東玉ならではのお飾りです。

  • サイズ:幅28×奥行28×高さ32cm
  • 東玉標準価格:74,800円(税込)

「奏・赤音(あかね)」はこちらよりお求め下さい。

東玉がおすすめする「端午木目込シリーズ」の五月人形はこちらよりご覧ください。

関連記事:「岩槻の五月人形は300年の歴史に積み重ねられた匠の技に支えられています」

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五月飾りは時代と共に変化してきましたが、我が子の無事と健やかな成長を願う親の気持ちはいつの時代でも変わりません。
ただ、五月飾りを通して男の子に願う「理想の男性像」というものは、時代によって多少変わっていくものでしょう。そんな変化が五月人形の「かたち」や「お顔」から見つけられるかもしれません。

五月人形は、昔から今に続く親から子への愛情を「かたち」にしたものです。
そのための「理想のかたち」を探求し、提供し続けることが私たちの使命だと思っております。

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