TOP > 五月人形 > 五月人形コラム > 兜飾り > こどもの日は「こどものお祝い」をする以外の意味もあるのです

こどもの日は「こどものお祝い」をする以外の意味もあるのです

2020年4月1日

兜飾り

こどもの日は「こどものお祝い」をする以外の意味もあるのです

みなさんは「こどもの日」に込められた意味をご存知でしょうか?

「こどもの日」というからには、全てのこどもを対象としているはずなのですが、その一方で「五月人形」や「鯉のぼり」を飾って男の子のお祝いをする日のイメージもありますよね?
これは「こどもの日」である5月5日が、もともと男の子のお祝いをする「端午の節句」だったからなのです。

この「こどもの日」には、もちろん「こどものお祝い」をするのですが、実はそれだけではなく、この祝日は色々な意味を込めて制定されたものなのです。

この記事では、「こどもの日」に込められた意味、同じ日に祝う「端午の節句」の由来やその日に五月人形を飾る意味についてお話します。

こどもの日には「母に感謝する」という意味もあります

こどもの日

「こどもの日」は日本国民の祝日として、戦後間もない1948年にもともと「端午の節句」であった5月5日に制定されました。
「こどもの日」は【男の子も女の子もなく全てのこどもたちのための祝日】です。

「こどもの日」という言葉から、「こどものための日」だけのように思われがちですが、国民の祝日に関する法律「祝日法2条」を見てみると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」なのだそうです。

「こどもの日」が制定された当時は、まだまだ出産は命がけの大作業でした。
そのため、この日には親が「こどもたちの幸福を願う」と共に、こどもたちが「自分の命を賭して産んでくれた母親にも感謝をする」という意味合いをもたせたのでしょう。
ですから「こどもの日」は母に感謝する日でもあるのですが、どうせなら生んでくれたお母さんだけでなく、ここまで育ててくれたご両親に感謝するのがいいですね!
「こどもの日」には【ご先祖から綿々とつながる命の意味】について、こどもたちと話し合い、【慈しみ育んでもらったことへのありがとうの気持ち】を共有するのはいかがでしょうか?

関連記事:「子ども達に「こどもの日」に伝えたい、5月5日「端午の節句」の意味と由来を」

関関連記事:「こどもの日とはどんなお祝いの日なのでしょうか?その意味と歴史を解説します」

関連記事:「「こどもの日」は男の子のお祝いの日?「端午の節句」との違いを解説!」

関連記事:「女の子はお祝いしない?こどもの日の飾りはなぜ鎧や兜など「男の子」用だけなの?」」

こどもの日と同じ日の「端午の節句」には男の子の無病息災を祈願する意味があります

端午の節句

「こどもの日」である5月5日はもともと「端午の節句」の日だったわけですが、この日には【男の子の誕生と成長を祝い、無病息災を祈る】意味があります。

「節句」というのは、季節の節目に厄祓いをし、無病息災や豊作、子孫繁栄などを願う行事のことです。日本には、人日(じんじつ:1月7日)、上巳(じょうし:3月3日)、端午(たんご:5月5日)、七夕(しちせき:7月7日)、重陽(ちょうよう:9月9日)の五つの節句があります。

関連記事:「端午の節句の由来とは?五月人形を飾る意味やマナーを解説!」

「端午の節句」では、縁起を担いだ季節の食材を使用した料理でお祝いをします。
この日に節句膳と共によく食べられるのは「柏餅」や「ちまき」ですが、そこにも男の子の成長に関する意味が込められています。

関連記事:関連記事:「こどもの日のレシピは「簡単おいしい」特別なごちそうでみんなでお祝いしましょう!」

関連記事:「こどもの日のご飯は定番料理に合わせて子供が喜ぶレシピもご紹介!」

柏の葉には、新芽が出てから古い葉が落ちるという特徴があり、ここから【家系が絶えない・子孫繁栄】の意味があります。
「ちまき」の由来は中国の故事だといわれます。
5月5日に川に身を投げた忠誠心の高い政治家・詩人「屈原(くつげん)」を慕う人々が、彼の亡骸が魚に食されないよう「ちまき」を川へ投げ入れ供養したことが始まりだそうです。
この言い伝えから中国では、忠義のある子になってほしいと願ってこどもに「ちまき」を食べさせるようになり、その風習が後に日本にも伝わりました。

関連記事:「縁起が良い由来は「柏の木」?柏餅をこどもの日に食べる理由」

5月5日の「端午の節句」に入る「菖蒲湯(しょうぶゆ)」には、もともと【邪気祓い】や【無病息災を願う】意味がありました。
菖蒲の持つ強い香りが邪気を祓うと考えられ、昔の人は菖蒲を飾ったり、お酒にしたり、お風呂に入れたりしたのです。
現代では【厄除け】の意味よりも、実際に菖蒲のもつ成分による効果を期待して菖蒲湯に入る人が増えています。
菖蒲湯は血行促進、肩こりや腰痛予防などにも効果があるとされ、さらには香りによるリラックス効果もあるそうです。
「こどもの日」には、ぜひご家族で菖蒲湯に入ってみてくださいね。

関連記事:「年に一度の菖蒲湯(しょうぶゆ)は古代中国の邪気祓いに由来し健康効果も!」

関連記事:「菖蒲湯は心と体を清めるこどもの日の邪気祓いのお清めです」

関連記事:「「こどもの日」と「端午の節句」は意味も由来も違うってホント!?」

こどもの日に飾る五月人形の「兜」「鎧」「人形」の由来と意味

こどもの日に飾る五月人形

端午の節句の由来と意味

「こどもの日」と違い「端午の節句」が男の子の行事とされる意味を知るために、まずは「端午の節句」の由来を見てみましょう。

「端午の節句」は中国で生まれたのですが、日本では奈良時代より続く風習だと言われています。
「端午」は本来「月初めの午の日」という意味で、5月5日に行う行事ではありませんでした。
午と五の音が同じであることから昔は毎月5日に行っていましたが、奈良時代以降になって5月に定着したと考えられています。

奈良・平安時代の貴族の間では、「端午の節句」に邪気祓いのために「菖蒲」や「よもぎ」を軒先などに飾ったり、薬草を摘んで「薬玉(くすだま)」を作って贈り合ったりしていたそうです。

鎌倉時代になり武家社会へと移行すると、それまでの貴族の風習は薄れていきます。
武士達は「端午の節句」に飾っていた「菖蒲」を「勝負・尚武(部を尊ぶの意味)」とかけ、この日を「尚武の節句(武士を尊ぶ日)」として盛んに祝うようになりました。

この日が「男の子の節句」となり広まっていったのは、江戸時代であるとされます。
徳川幕府により5月5日が重要な式日として制定され、【男の子の誕生と成長を祝う日】になりました。
そして江戸時代中期を過ぎると、武家社会の風習であった【男の子の無病息災や立派な成長を願う節句行事】は庶民の間にも広がっていったのです。

関連記事:「古代中国に由来する「端午の節句」の意味は現代日本ではどう変わった?」

関連記事:「5月5日は縁起の良い日!男の子の節句「端午の節句」と「こどもの日」の関係」

端午の節句に五月人形を飾る意味

「端午の節句」に鎧や兜などの「五月人形」、そして「鯉のぼり」などを飾って祝うようになったのは、江戸時代中期以降だといわれます。

その頃の武家社会では、男の子が武士として強く逞しく成長することを願い、家の外に「幟旗(のぼりばた)」や「吹き流し」、家の中には鎧や兜を飾るようになりました。
鎧や兜などの甲冑は、武士にとって命を守る大切な防具であるため、【こどもの身を病気や事故、災いから守ってもらう】という意味で飾り始めたようです。
それとは別に、鎌倉時代には神社にお参りする際に武士が【鎧や兜を奉納する】という風習もあったので、そのことにも由来しているようです。

東玉では大切なお子さまの無病息災のお守りとなる「鎧飾り」や「兜飾り」の商品を種類豊富に揃えております。
東玉の五月人形はこちらよりご覧ください。

  • 豪華でコンパクトな大鎧飾り「5号 特選大鎧」

商品詳細

5号 特選大鎧

99,000円(税込)

規格:幅51×奥行37×高さ61cm

  • 凛とした姿に空気も震える美麗な兜飾り「10号 印伝吹返赤糸威」

商品詳細

10号 印伝吹返赤糸威

165,000円(税込)

規格:幅54×奥行38×高さ62cm

  • 健やかな愛くるしさの子供大将飾り「皐月童 樹」

商品詳細

皐月童 樹

176,000円(税込)

規格:幅45×奥行32×高さ44cm

鎧飾り:極上黒小札黄櫨威 京都の伝統工芸氏 平安一水作

日本の伝統を現代に受け継ぐ、至高の鎧飾り。日本古来から伝わる技術・技を感じられる作品です。

鎧飾り:極上黒小札黄櫨威

鎧飾り:極上黒小札黄櫨威はこちらよりご購入できます。

関連記事:「五月の節句「端午の節句」は男の子を鎧兜や菖蒲湯で守る意味があります」

関連記事:「五月人形とはどんな意味を持つのか?買う前に知っておきたい後悔しないお祝い選び」

関連記事:「こどもの日の五月人形飾りの一番人気はやっぱり「兜」!人気の兜飾りランキング」

また、中国故事「登竜門」を由来とする「鯉のぼり」は【立身出世】の意味をもち、【神様がこどもの健やかな成長を見守ってくれるよう】空高く揚げるようになったといわれています。

関連記事:「鯉のぼりの由来は「端午の節句」とともに武家と庶民文化に生まれた日本独自の文化」

関連記事:「端午の節句の「五月人形」と「鯉のぼり」は由来が別なんです!」

武者人形に込められた意味

「こどもの日(端午の節句)」には甲冑飾りだけでなく、「武者人形(子供大将飾り)」も飾ります。
この武者人形とは、歴史上の英雄や物語の主人公などをモチーフにして作られた勇ましい人形です。
強く逞しくそして頼もしくという願いが込められた人形でお子さまの節句を祝います。

この武者人形の由来は、鎧兜と同じく江戸時代の武家社会にあります。
当時の武家屋敷では「端午の節句」に家の前に棚を作って、それに槍や薙刀、のぼりを立て、大型の人形も飾っていました。
江戸時代中期には「独立した武者人形」を縁側や店先などに往来から見えるように飾るようになり、江戸時代後期になると家の中に飾る小型のものとなり普及していきました。

武者人形には様々なものがありますが、こどものお守りとして頼もしい「鍾馗(しょうき)」や「神武天皇」、あやかりたいという思いで「源義経」や「加藤清正」などの勇ましい武将たち、そして健やかな成長への願いを込めて「金太郎」や「桃太郎」が飾られることが多いです。

東玉では男の子の健やかな成長を見守る愛らしい「子供大将飾り(武者人形)」を豊富にご用意しております。ぜひこちらよりご覧ください。

  • 小さなお子さまにはやさしい表情の子供大将飾り「皐月童 凱」

商品詳細

皐月童 凱

99,000円(税込)

規格:幅50×奥行32×高さ45cm

  • 健やかなる笑顔と勇ましさの子供大将飾り「皐月童 航」

商品詳細

皐月童 航

154,000円(税込)

規格:幅45×奥行33×高さ35cm

関連記事:「武者人形は五月人形の一種で、子供の武者の姿をした子供のお守りです」

関連記事:「五月人形で人気のある兜・鎧・武者人形をご紹介します!」

節句人形に込められた親の願い

いつの時代でも、親はこどもの健やかな成長や無病息災を願うものです。
5月5日の「端午の節句」に飾る五月人形は【男の子のお守り】の意味があります。
その日に食べる柏餅やちまき、お風呂に入れる菖蒲なども全てこどもの健康や幸福への願いから生まれた風習です。

女の子には「桃の節供」があり、雛人形を飾ってお祝いします。雛人形は平安時代に紙で作った人形を川に流す「流し雛」が由来で、その人形は【穢れを祓う厄除けの守り雛】として祀られていたそうです。
3月3日には桃の花やひし餅、白酒や雛あられ等をお供えし、【女の子の健康と幸福な人生】を願うのです。

雛人形や五月人形は【こどもの身代わり】で、大切なお子さまを事故や病気から守ってくれる【大事なお守り】なのです。【こどもの健やかな成長と幸福を願う親心】から、節句人形は今も昔も飾られています。

東玉では女の子の健やかな成長と幸福を見守る「雛人形」も種類豊富に取りそろえております。ぜひこちらよりご覧ください。

関連記事:「五月人形の種類と選び方を知ってお子さまの初節句にそなえましょう」

関連記事:「五月人形の選び方は誰が贈るかによっても変わります!」

「こどもの日(端午の節句)」に飾る五月人形は、お子さまの健康や成長を祈るためのもので、個人の【お守り】です。
ですから、本来はそれぞれに用意するものであり、お子さまが無事に成長したら人形はその役目を終えます。
そのような意味合いがあるものなので、五月人形は新しいものを準備してあげるようにしましょう。
ただ、お父さまやお母さまの節句飾りをお子さまの五月人形と一緒に飾ることには問題ありませんので、愛着のあるお飾りをぜひ一緒に飾ってあげてください。

ページトップへ