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こどもの日はどんなお祝いの日なの?その意味と歴史を解説します

2023年12月20日

こどもの日の知識

こどもの日はどんなお祝いの日なの?その意味と歴史を解説します

日本は世界に比べて祝日の多い国と言われています。
美しい風習を育て、より良き社会、より豊かな生活を築き上げるため国民こぞって祝い感謝し、記念する日とされています。
特に4月29日から5月6日にかけて、日本ではゴールデンウィークとして祝日が並びます。

5月5日前後は気候が穏やかになり、晴天で暖かい日が続くことが多いことから、各地で様々なイベントが開かれています。
5月5日はこどもの日(国民の祝日)で「端午の節句」であることから、各家庭では五月人形を飾り、こいのぼりを揚げたり、ちまきや柏餅を食べたりします。
行事としても馬乗大会や「流鏑馬(やぶさめ)」、川幅いっぱいに「こいのぼり」を泳がせたりと季節感のある催しものが多く行われます。
そんな祝日である「こどもの日」は、いつから始まったのでしょうか。

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こどもの日は母に感謝する日でもあります

こどもの日 着用兜と男の子

5月5日は古来から「端午の節句」として男子の健やかな成長を願う行事が行われていたので、この日を「こどもの日」として祝日とする請願が国会でなされたことから5月5日が「こどもの日」として1948年7月20日に制定されました(祝日法)。
内容は5月5日を「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」休日と定められました。
「こどもの日」というだけあって、こどものための祝日だと思われていますが、実はこどもの成長を喜ぶと同時に、母への感謝を伝える日でもあります。
現在では「端午の節句」が強調され、男の子の日と思われがちですが、元々の「こどもの日」は母子の健やかで豊かな生活を願い祝う日だったのです。

さて、5月5日が「こどもの日」となるきっかけになった「端午の節句」とは、どういった行事でしょうか。

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端午の節句は古代中国の邪気祓いに由来?

端午の節句 着用兜と端午木目込 陸

もともと「端午の節句」とは病気や災いをさけるための宮中行事でしたが、行事で使われていた「菖蒲」が「尚武(武を尊ぶという意味)」という発音や、菖蒲のとがった細長い葉が刀剣や剣術の道具に似ていることから、だんだんと男の子の行事になっていったようです。

日本での「端午の節句」の元となったのは、古代中国の邪気祓いの行事と言われています。
古代中国では、雨季を迎える5月(今の暦では6月ころ)は病気や災厄が増えることから、5月5は薬草採りの日として薬草を摘んで野遊びをする日でした。また邪気を祓うために菖蒲を使用した行事がありました。
菖蒲の持つ強い香りが邪気を祓うと信じられていたからです。
宮中行事であった端午の節句はやがて庶民にも広がり、薬草としても使われていた菖蒲をお風呂に入れて香りを楽しむ「菖蒲湯」や、お酒に菖蒲を浸して飲む「菖蒲酒」、家の軒先に菖蒲と蓬(よもぎ)を刺して飾る「軒菖蒲」などがあります。
「端午の節句」が別名「菖蒲の節句」と呼ばれる理由です。

そもそもの節句は1年に五回あり、端午の節句も含まれる この一年に五回の節句は「五節句(ごせっく)」といわれ、江戸時代までは「怠け者の節句働き」という言葉があるように、民間の人々にとって、数少ない休息日・国民の祝日のような日でもありました。ほかには人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句があります。
端午は旧暦で5月最初の午(うま)の日という意味です。
節句とは季節の変わり目に季節ごとのお飾りとお供えものをして厄祓いし、無病息災を願う風習です。

このような由来のある端午の節句の五月人形はこちらよりご覧ください。
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「端午の節句」が「こどもの日」とは同じ意味?

端午の節句の様子

このように古来宮中で行われた5月5日に災厄を避ける行事、後に庶民の健康と厄除けの行事となる「端午の節句」が行われてきました。
江戸時代になると、5月5日は徳川幕府の式日として定められます。
将軍に男児が生まれると表御殿の玄関前に「馬印(うましるし)」や「幟(のぼり)」を立ててお祝いした風習が、後に武士受け継がれ、庶民の間でも広まっていき、立身出世を表した登竜門伝説で滝を登る勇壮な鯉の姿と幟の風習が合わさり、「こいのぼり」の原型になります。

又、室内では武士たちが、自分の甲冑や兜を梅雨前の虫干しのつもりで飾った5月の風習が、後に男児の無事な成長と一族の繁栄を願う「端午の節句」の飾りへと変化していきます。
庶民でも厚紙でできた武者人形や兜、紙や布の武者絵などを飾るようになります。
江戸後期には戦国武将の武者人形や鎧飾りが見られるようになり、明治に入り数々の五月人形が作られ、昭和に入り1948年(昭和23年)7月20日公布の祝日法により5月5日を「こどもの日」としました。

今では「こどもの日」とは男の子だけではなく女の子も一緒になって祝うのが一般的になりましたが、現在でも「こどもの日」と言うよりは男児の節句「端午の節句」の色合いが強いため、こいのぼりや五月人形を飾ることが多いようです。
小学校や幼稚園では「こどもの日」が定着、浸透しているため、男の子も女の子も紙の兜やこいのぼりを作ったりしています。

このような歴史のなかで受け継がれてきた五月人形は、現在では鎧飾り、兜飾り、武者人形も豊富な種類がございます。

  • 鎧飾り「5号 羅漢」:コンパクトな鎧セットながら、フォルムの綺麗さと雄々しさを感じさせます。威し方は褄取威で、片側の端を斜めに色をかえいます。鍬形は本金鍍金仕様で、さらに金の屏風により鎧を目立たせています。

商品詳細

鎧飾り「5号 羅漢」

鎧飾り「5号 羅漢」

249,700円(税込)

幅65×奥行40×高さ52cm

  • 鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」:兜部分は重ね鉢仕様で、吹き返し部分には革を使用しています。小札部分は通常よりも厚く作られていて重厚感があり、糸は正絹を使用しています。屏風には蜻蛉と沢瀉が描かれており、蜻蛉は勝ち虫として勝運の象徴とされています。

商品詳細

鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」

鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」

407,000円(税込)

幅75×奥行55×高さ98cm

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  • 峻成・彩り 兜飾り「大地」:重厚感のある茶塗の兜に、吹き返しに龍村裂を使用した品格のある兜飾りです。飾り方も「屏風飾り」とコンパクトに飾れる「衝立飾り」と2通りの飾り方が楽しめます。彩り兜シリーズでは一番の人気になっています。

商品詳細

峻成・彩り 兜飾り「大地」

峻成・彩り 兜飾り「大地」

155,100円(税込)

幅32×奥行33×高さ33cm

  • 峻成・彩り 兜飾り「緑樹」:鉢や小札に緑色を用いた兜です。「地に根を張り種をつくる強い生命力を持つ“緑樹”のような人に」と願いを込めて制作しました。吹き返しに龍村裂を使用した品格のある兜飾りです。飾り方も「屏風飾り」とコンパクトに飾れる「衝立飾り」と2通りの飾り方が楽しめます。

商品詳細

峻成・彩り 兜飾り「緑樹」

峻成・彩り 兜飾り「緑樹」

151,800円(税込)

幅55×奥行35×高さ30cm

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  • 端午木目込人形 「皐月童 陸」:端午木目込人形シリーズの健康優良児「陸(りく)」。可愛いけれど堂々とした男児です。きりっと結んだ口元、もちもちのボディーは、生まれて間もない赤子の生命力が感じられます。名前の「陸」は大地のように堂々とした男子にご成長されるよう願いを込め命名いたしました。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 陸」

端午木目込人形 「皐月童 陸」

126,500円(税込)

幅28×奥行25×高さ27cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 凜」:「五月人形の新しい風」・端午木目込人形シリーズのなかで人気No.1 皐月童・凜(りん)。我が子を想わせる可愛い表情が人気です。造形は、幼子が太刀を手に凛々しく空を見上げる「動」の瞬間を切り取った東玉工房オリジナルの原型です。飾るほどに愛着が増す新しい五月人形です。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 凜」

端午木目込人形 「皐月童 凜」

143,000円(税込)

幅42×奥行28×高さ29cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 航」:えくぼが可愛い表情で、槍を持ち見得を切ったような子どもの躍動感あふれる一瞬を切っとった造形です。背後の衝立は、男児の節句飾りに縁起の良い「蜻蛉」(とんぼ)と「沢瀉」(おもだか)のデザインです。

商品詳細

端午木目込人形「皐月童 航」

端午木目込人形「皐月童 航」

176,000円(税込)

幅45×奥行32×高さ36cm

五月人形端午木目込で選ぶ

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現在の端午の節句・こどもの日

世界でも国際連合の「世界こどもの日」を制定し、多くの国や地域で祝日とされています。以下が一例となります。

1920年 トルコで4月23日が「国家主権と子供の日」と定められた。
1925年 ジュネーブの子供の福祉世界会議で6月1日を「国際こどもの日」とされた。
1954年 国際連合総会による「世界こどもの日」が11月20日と制定された。

その他、6月1日を「こどもの日」としている国も多いようです。
日本のこどもの日とは趣旨が少々異なり、こどもの人権を守るためという意味も含まれているようですが、こどもは世界の宝という世界共通の親の想いが「こどもの日」の制定に起因しているのは間違いありません。 古くから続いてきた日本の伝統的文化である「端午の節句」「こどもの日」健やかに育ってほしいという願いはどこの国でも変らないですね。お子さまにも意味も含めて端午の節句の風習を伝えていきたいものです。

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