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女の子はお祝いしない?こどもの日の飾りはなぜ鎧や兜など「男の子」用だけなの?

2021年10月2日

こどもの日の知識

女の子はお祝いしない?こどもの日の飾りはなぜ鎧や兜など「男の子」用だけなの?

五月五日と言うと“男の子の節句”と言うイメージが強く、男の子だけのお祝いというイメージがありませんか?

たしかに「端午の節句」は現代では男の子の節句ですが、同時に「こどもの日」でもあります。こどもの日は文字通り「こども」の為の日なので、男の子も女の子も一緒にお祝いをする日です。

ですが、こどもの日と同日の節句「端午の節句」では男の子のお祝いに「鎧や兜」を飾りますが、鎧や兜は歴史的にみて男性用の物なので、現実的には女の子用として販売されている鎧兜の飾りは見かけません。

しかし、実際戦国時代などには活躍した女性はたくさん居ますし、昨今の歴史や戦国武将ブームの影響で兜や鎧、刀剣へ関心の強い女性も増えており、最近では彩りあざやかな鎧や兜も作られる様になってきました。

こういった時代の変化をふくめて、こどもの日に女の子はどうすごせば良いのか?その歴史も踏まえてみてゆきましょう。

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女の子もお祝いするのが「こどもの日」男の子だけの祝日ではありません

そもそも「こどもの日」はどういった意味の祝日なのでしょうか?

祝日を増やす動きの中で「こどもの日」が制定されました

こどもの日は戦後に祝日を増やそうという動きの中、法律によって定められた『国民の祝日』です。その趣旨は、【こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する】と言うもので、全ての子供を対象としたお祝いの日として制定されました。
ですから、男の子も女の子も一緒にお祝いする日なのです。

端午の節句の由来は古代中国の風習

一方「端午の節句」は、その家に生まれた男の子が、健やかに無事に育って欲しいと願って、お祝いをする日です。この「端午の節句」も中国から伝わったもので、もともと月の初めの牛の日の事を「端午」と言って年齢や性別を問わずに災厄や祓う日だったそうです。
ですから五月五日だけではなく、毎月「端午の日」は存在していたという事になります。

ではなぜ五月五日が「端午の節句」となったのでしょうか?
一説には、元来三月三日が「桃の節句」、七月七日が「七夕」であるように「奇数の日付が重複していることは縁起がいい」という考え方があり、そのため五月五日になったと言うことです。

関連記事:「「こどもの日」と「端午の節句」は意味も由来も違うってホント!?」

こどもの日は女の子もお祝いします

つまり「端午の節句」は「男の子の日」であり男の子のお祝いをしますが、同じ日の「こどもの日」は「男の子と女の子の日」ですので女の子がお祝いするのも当然の事と言えます。

ですが、端午の節句は男の子のお祝いの仕方は五月人形を飾ったり、柏餅や粽、タケノコや出世魚のお料理を食べたりと、定まっているのに対して、「こどもの日」はお祝いの仕方が特にきまっていません。
だからといって、女の子のお祝いとして兜や鎧を飾るというのも、歴史的な意味合いからみても取って付けたような不自然さが残ります。

ですが、こどもの日は祝日ですので、日本各地で様々なイベントが開催されています。大きなイベントから、自治体や公共施設主催の地元で行われる物まで様々ですから、こういったイベントに参加するという楽しみ方もおすすめですよ!

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「こどもの日」にはすべてのお子様の健やかなご成長とお幸せを願い、お子様たちを囲んで家族みんなでお祝いをするという形が一般的になっていますから、男の子も女の子も楽しく仲良く過ごせるといいですね。

男の子の節句が「こどもの日」と同日なのは、女の子にとってはお得?

このこどもの日の成り立ちについて、一説には新しい祝日を決める際に男の子の節句「端午の節句」に合わせて「五月五日」とする希望が多かった事や、北海道や東北では三月三日だとまだ寒いから、などといった色々な理由で「こどもの日」が五月五日に決められた様です。

つまり、以前から行われていた男の子の「端午の節句」に重ねて、後から「こどもの日」ができたのです。
ですので、男の子にとっては2つのお祝いが1日にまとめられてしまった事により、少し損をした気分になるかもしれません。

ですが、女の子が「桃の節句」と「こどもの日」で2回お祝いが出来るので女の子の方が得だ、とは一概にはいえません。
「端午の節句」と同様、「桃の節句」も元々は厄除けの意味からきたお節句ですから、男の子が三月三日の「桃の節句」にお祝いしてはいけないとも言えないからです。

どちらの節句でも男の子も女の子も一緒にそれぞれでお子様たちに楽しい思い出を残してあげましょう。

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こどもの日と同じ日の「端午の節句」も昔は女の子のお祝いだったことも

こどもの日のある五月は、古来より田植えの月です。
昔は田植えは神聖な行事であり、早乙女(さおとめ)と呼ばれる若い女性がその役を担い、田植えをひかえて一定期間不浄を避けて心身を清める「五月忌み」の儀式を行いました。

歴史的には五月五日の端午の節句とこの「五月忌み」が結びつき「端午の節句」本来の意味と合わさった形に変化したといわれています。

女性は菖蒲や蓬で屋根を葺いた小屋に前夜からこもって過ごし、菖蒲酒を飲んだりしながら穢れを祓い、神聖な存在になったのです。
こうした行事は「女の祭り」とされ、日頃忙しい女性にとっては堂々と過ごせる嬉しい日でもありました。

この「五月忌み」の儀式に菖蒲が使われる理由は、菖蒲は中国思想の影響から、その香りが邪気を払うと信じられていて、身を清めるための道具として使われてきたからです。

そこから「端午の節句」には菖蒲が欠かせないものとなりました。
そして菖蒲の葉が剣の形に似ていることや、同じ読みから「菖蒲」=「勝負」や「尚武」などといった武勇を表す言葉を連想させるので、「端午の節句」は男の子の節句という意識へと変わっていきました。

このように、端午の節句はその由来と歴史的な観点からみても元々は女性の為の儀式でもあったのです。

やがて、兜や鎧を飾り、外飾り(鯉のぼりや武者幟)を立て、長男(嫡男)の行く末や立身出世を願う様になっていったのです。

このように現代にも続く五月人形を飾ってのお祝いとして、男の子の無病息災や立身出世を祈願するものとして確立されたのは、長い歴史のなかの変化により生み出されたものでした。

東玉でもこの五月人形を種類豊富に取り揃えておりますので、ぜひご覧ください。

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  • ケース入り 鎧飾り「5号 特選大鎧」:緑裾濃の威が生命力を感じさせる鎧です。ケースは八角形になっており、お洒落です。バックの山水の蒔絵がとても豪華に魅せます。

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ケース入り 鎧飾り「5号 特選大鎧」

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99,000円(税込)

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収納 兜飾り「6号 秋華」

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140,800円(税込)

規格:幅35×奥行28×高さ46cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 樹」:腕を組みどっしりと座る若大将姿の造形。やさしさ・上品さ・可愛さが感じられる人気のお顔です。少し背の高めの衝立で飾り、両脇に弓太刀を配したセッティングは、端午木目込シリーズのなかで豪華さNo.1と言えます。

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端午木目込人形 「皐月童 樹」

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176,000円(税込)

規格:幅42×奥行32×高さ45cm

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現代では「端午の節句」すなわち「こどもの日」と理解されることが多いですが、由来からみて桃の節句がこどもの日でも良かったのです。

そして、歴史的な点からみても、女性の為の儀式の日でもあったわけですから、「こどもの日」には、男の子、女の子と分ける事なく、すべての子供たちの健やかな成長を祈って家族で楽しくお祝いしていただきたいと思います。

「桃の節句」には雛あられや桜餅を食べ、「端午の節句」には柏餅や粽を食べて、家族みんなでこれまで子供たちが健やかに育ってくれたことに感謝し、これからの幸せを願って楽しい時間をみんなで過ごす事こそ、意義のある行事になるのではないでしょうか。

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最終更新日:2021年10月2日  2022年度新作五月人形商品を掲載しました

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