男の子の節句「端午の節句」の飾りの一番人気は「兜飾り」

端午の節句の「端午」とは、旧暦の5月最初の午(うま)の日という意味です。いまの暦でいうと6月、梅雨の時期に当たります。
節句とは季節の変わり目に、季節ごとのお飾りとお供え物をして厄払いをし、無病息災を願う風習です。
このお飾りには「鎧飾り」「兜飾り」「子供大将飾り」などの種類がありますが、昨今のいちばん人気は「兜飾り」です。
コンパクトで飾りやすく飾り映えのする兜飾りは、変化する住宅事情を背景に徐々に人気が高まり、今では不動の人気があります。
兜飾りには数々の守護する「印伝」などのまじないのデザインや金色に光ったパーツで悪い物を跳ね返す力があるとされています。そんな生まれてきた赤ちゃんのお守りである、人気の「兜飾り」をご紹介します。
端午の節句の兜飾りは男の子の無病息災を祈る「お守り」です
端午の節句に飾られる内飾りにはいくつもの種類があります。
武者の鎧のお飾り「鎧飾り」、同じく「兜飾り」、子供の武者の人形「武者人形」や、鎧兜飾りの脇飾り「神天(じんてん)」と「鐘馗(しょうき)」、成功と成長を祈願する「飾り馬」などです。また、お外に飾る「鯉のぼり」は大きいものだと10メートルほどもあり、小さいものは、1メートルほどで室内に飾る用のこいのぼりもあり、飾る場所を選択できるようになっています。
五月人形の代表的な種類はやはり兜飾りと鎧飾り。身を護る大事な装備であることから、我が子を守ってくれるようにという願いが込められています。
これらの兜や鎧には「強い」イメージがあり、男の子らしく強く健やかに成長してほしいという祈りを込めた「お守り」としての意味もあります。
なかでも飾る手間がかからず、省スペースでも飾れる「兜飾り」が現在では多くの家庭で、端午の節句のお飾りとして選ばれているようです。
東玉でも人気の兜飾りは販売してからまもなく売り切れてしまうこともしばしばですが、熟練の甲冑師が手間暇かけて作る兜飾りは大量生産が出来ないのです。東玉の兜飾りはこちらよりご覧ください。
- ケース入り 鎧飾り「金龍兜・中鍬」:ケースはアクリルですので割れにくく、飾るのに安心です。吹返しには龍の彫金が施され、バックにも龍の蒔絵があり、豪華です。兜に龍頭が付いており雄々しさがあります。
商品詳細
- 彩宴 兜飾り「5号 銀伊達青沢瀉」:LED付の屏風と台が一体型のため、飾付けも収納もスムーズにすることができます。デザイン性に溢れ、コンパクトなため和室はもちろん洋室にも合わせやすいお飾りです。人気のある伊達政宗の鍬形に手打ち星鋲の合わせ鉢、縅糸は正絹を使用しておりコンパクトながら本格的な兜となっております。
商品詳細
男の子の節句には欠かせない「兜飾り」は鎌倉時代の武家文化に由来しています
鎌倉時代に始まる武家のお屋敷では、家の中に鎧を飾る風習がありました。特に梅雨の前の晴れた日などは武具を飾り、風を通して、虫干しと手入れをする目的も兼ねて鎧兜を飾っていたのです。
後の江戸時代には、邪気を祓う力があるとされた「菖蒲(しょうぶ)」と武を尊ぶ「尚武(しょうぶ)」の音が同じであることから、端午の節句は「菖蒲(=しょうぶ=尚武)の節句」として武家の間で盛んに祝われるようになりました。
端午の節句のお祝いに鎧や兜が飾られるのはこうした武家の風習に由来するといわれています。端午の節句の行事で飾られる鎧や兜はもともと身を護る大事な装備。特に兜は人体で一番大切な頭を守るとして、節句の飾りとして高い人気があります。
これらの理由に加えて現代でも兜飾りが人気な理由は「種類がとにかく豊富」「コンパクトなものが多い」「扱いやお手入れも鎧飾りより楽」「男の子が喜ぶ戦国武将ものが多い」「実際にかぶれる着用兜も多い」など様々な理由があります。
東玉では五月人形の中でも人気の種類である兜飾りを様々な種類で豊富に取り揃えております。ぜひ兜飾り五月人形商品をこちらよりご覧ください。
- ケース入り兜飾り「6号市松中鍬」:丸型で木目調のアクリル兜ケース飾りです。アクリルなので割れにくく安心してお飾りいただけます。兜の吹き返し部分とバックに市松柄を使用して一体感を出しています。とてもコンパクトなお飾りなのでリビングや玄関などどこにでもお飾りいただけます。
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- ケース入り 兜飾り「彫金徳川」:ここ最近、伊達政宗に加わり上杉謙信の兜が人気でしたが、近年より根強い徳川家康の兜が再び人気が上がってきてます。天下泰平の世を築いた徳川家康は駿河から関東、茨城、栃木と広い地域で人気があります。六角形ケースの前面にアクリル板を使用して、本来必要な枠が2本取れて兜がスッキリと見えます。
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初節句にもおすすめ!様々なタイプの兜飾り
現在では、兜飾りの五月人形にもいろいろなバリエーションがございます。
省スペースでも立派に飾れるコンパクトタイプ兜
コンパクトなタイプの節句兜にも種類があります。
「収納兜飾り」は兜を収納する箱台と兜を飾る下台が一緒になったデザインです。飾る時も手早く飾れて、しまう時もコンパクト、しまっている間も場所をとらない優れものです。
兜と手描蒔絵の屏風のセット、丸台に作家のミニ兜、などアパート・マンションに無理なく飾れる兜飾りが支持されています。
彩宴シリーズ「5号 金長鍬形萌黄沢瀉(きんながくわもえぎおもだか)」
東玉標準価格90,200円(税込)
幅35×奥行30×高さ29cm
東玉のでは他にもコンパクトな収納飾りの兜飾り商品を取り揃えております。こちらよりご覧ください。
- 収納 兜飾り「12号 劉」:兜は、金で統一され吹き返しには、龍の彫金を施してます。収納箱の箱には、静岡県を中心に生産される伝統的な駿河竹千筋細工を使用し、屏風には、伝統工芸の松の蒔絵が描かれ、魅力のあるコンパクト収納飾りになっております。
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- 収納 兜飾り「6号 秋華」:兜は重ね鉢仕様で、吹返し部分には印伝革を使用しています。しころは五段で製作され。威し糸はカラフルでとても豪華です。木目の収納箱は、洋室にも合うお洒落なセットです。
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初節句に嬉しい実際にかぶれる着用兜タイプ
樹脂やアルミなど軽量素材を使った実際にお子さまにかぶっていただける「着用兜」タイプもございます。
3歳児から5歳児くらいの頭のサイズに仕立ててあり、実際にかぶれる着用型兜はラインナップも増えています。
また、着用兜にも「収納飾りタイプ」、ガラスやアクリルケースに入った「ケース入りタイプ」、「屏風飾りタイプ」などがあります。
収納飾りタイプの着用出来る兜飾り「25号 上杉」
東玉標準価格173,800円(税込)
幅55×奥行49×高さ91cm
他にも着用できる兜飾りは豊富にございますのでこちらよりご覧ください。
- 収納 着用兜飾り「25号盛上彫金シルバー」:吹返し部分には龍の彫金が施されており、より雄々しさを感じさせます。屏風には龍の蒔絵が描かれており、兜と統一感を出しています。飾り箱には二本の大小太刀がかけられており、左右には山水の絵が描かれ、斬新な収納箱となっております。
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- 収納 着用兜飾り「25号 伊達平鍬形」:兜は伊達政宗公をモデルとしており、大きな三日月の前立は力強さを感じさせます。屏風には松鷹の絵が描かれており、誇り高く有能な鷹は幸運をしっかり掴んで離さないという意味を表しているそうです。
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戦国武将にあやかって、なり切る!「名将飾り」
ゲームや大河ドラマの影響で戦国武将・伊達政宗や徳川家康などの戦国武将の兜のデザインを使ったシリーズなども好評です。
最近では上杉謙信の月と太陽を組み合わせたデザインが女性にも人気があります。
名匠による平台飾りの兜飾り「3分の1 伊達」
東玉標準価格281,600円(税込)
幅70×奥行43×高さ51cm
名匠による平台飾りの兜飾り「3分の1 伊達」はこちらよりお求めいただけます。
- 兜飾り「10号 純金箔竹雀」:兜は重ね鉢仕様で、小札の裾に全て金具を取り付けており、高級感のある仕上げになっています。大きな鍬形は勇ましさがあり、力強さを感じさせます。まっすぐに成長する竹と、厄難をついばむといわれる雀の組み合わせは、子孫繁栄・家内安全を願う意味があります。
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- 兜飾り「8号 悠智」:兜は重ね鉢仕様で、吹返し部分には革を使用しています。金の小札は高級感があり、威糸は正絹を使用しています。大きな鍬形は勇ましさがあり力強さを感じさせます。
商品詳細
多くの種類が生まれてきた五月人形の兜飾りですが、伝統を守りつつも少しづつ変化してきた流れの中で、昨今はその時代のニーズが急激に変化して来ています。
兜飾りのサイズや素材、色や形のデザインやモチーフとなる武将などもバリエーションが増えてきています。
もちろん伝統的技法を使った本物志向の兜飾りを家宝のようにこだわって購入される方もいらっしゃいますし、インテリア性に富んだデザインのものも増えてきており、女性にも支持されるような兜飾りも今後増えてゆくことでしょう。