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雛人形は様々な「種類」「素材」「製法」により造られています

2023年11月10日

雛人形の飾り方

雛人形は様々な「種類」「素材」「製法」により造られています

雛人形はもとより、日本人形はほとんどの場合、基本的には、木・紙・布を用いて作り上げられます。胴の部位と頭(お顔)とでは同じ素材で仕上げる場合もありますが、百貨店や人形専門店で販売されている雛人形は、わらや木の胴体に金襴や友禅などの布地を着せ付け、頭の部分は一部桐塑(桐の木のおがくず)と胡粉(ハマグリやカキ類の貝殻からつくる白い粉)で作り上げますが、多くの場合は石膏を用いています。

また、技法や製法も一般的には衣裳着人形と呼ばれる作り、または木目込人形と称される2種類のものがほとんどですが、紙製・陶器・木彫などのものもあります。東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら
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雛人形の形にも種類があります

雛人形の形は大きく2つに分けられます。1つ目は内裏雛が鎮座したタイプの座り雛。2つ目は立ち姿の立雛と呼ばれる、この2種類です。まだ内裏雛以外は存在しない江戸時代に作られた雛人形の場合は、座り雛を細かく分類して、室町雛、元禄雛、寛永雛、享保雛、古今雛、次郎左ェ門雛等それぞれの技法や製法により、独自の名称がつけられ、一世を風靡しました。

昔は鎮座した内裏雛しか作られておらず、江戸時代の終盤になってようやく江戸風の五人囃子や三人官女が加えられ、少しずつその数や種類が多くなり、やがて段飾りが登場しました。
当時(江戸時代)は、特定の雛壇がなかったことで、たんすの引き出しで段を作り、それに着物や風呂敷をかぶせて雛人形を飾ったという記録もあります。

雛人形の形にも種類があります

女の子の無事成長と幸福を祝う「ひな祭り」は、毎年3月3日に行われ、別名「桃の節句」とも呼ばれますが、この日は全国的な風習として雛人形を飾って、ひな祭りの料理を食べて家族の絆を深める日でもあります。

雛人形の作りは代表的なものとして「衣裳着人形」そして「木目込人形」ありますが、人気を二分し、それぞれの良さがあります。豪華さを味わう場合は「衣裳着人形」を、そして造形の美しさやコンパクト性を重視する場合は「木目込人形」がお勧めです。

初節句は立春を目安になるべく早く飾りましょう。2年目以降はやはり立春を目安にしますが二十四節気の雨水(毎年2月19日)を目安に飾るようにしましょう。

様々な種類の素材から雛人形は造られます

雛人形の素材はとても傷みやすく、修理が難しいものが多く、製作工程のほとんどが手作業です。
また、人形の胴体や頭以外に手足や小道具(持ち物)類も細かく、精緻さが求められ、手間のかかる作業となっています。雛人形を作り、完成するまでにはおよそ1年近くの日数を要してひとつひとつ手作りで作られます。
素材は、土・木・紙・布ですが、その質にも段階があり、上等になればなるほど高級な素材を用います。また、頭の製作は、桐塑に胡粉でしたが、少しずつ減少して、近年では石膏が主流となっています。

雛人形には色々な種類の製法・技法が用いられています

雛人形の製法は、昔からある素材を使い、その工程は大部分が家内工業的要素が強く、そして分業制のものがほとんどです。
主に、土・木・紙・布を用いて作られますが、頭の部位については、桐塑でも石膏でも仕上げる段階で胡粉を塗ります。

また、量産をする場合にはそれぞれの部位(頭、胴、手足など)の型を作り、型抜きをして作ります。また、作業工程の中には十分な乾燥が必要な工程もあり、手間と時間がかけられます。このような作業工程においても、一定の時間が程度が過ぎてしまうと亀裂などが入り、完成には至らなくなります。このようなことから雛人形は完成するまでに多くの手間、時間と様々な細やかな気配りが求められる繊細な手工芸品といえます。昔は、大名のお姫様が嫁入り道具として持参したりしました。当時は、指物師や蒔絵師など、普通の調度品等を作っていた職人さんが、雛人形のそれぞれの調度品を作ったりしたとも言われています。それだけ、手の込んだ、繊細な品物だったのでしょう。その一反がいまでも、博物館や美術館で観る事が出来ます。博物館などでは、春の企画展などで、”〇〇家のお雛様”の様に、展示されたりします。現代で言われている”嫁入道具”を見ると、金箔や蒔絵などが施された重厚なお品物です。今の様にミニチュアではなく、実際に使用可能な大きさだったりもして、大変見ごたえのあるお道具になっています。機会があれば、御覧になられるのも、いいかもしれません。

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