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雛人形の処分の方法は? 人形供養をご紹介します

2023年10月17日

雛人形の処分

雛人形の処分の方法は? 人形供養をご紹介します

東玉で人形供養事前受付をしております。詳しくはこちらをご覧ください。

お子様の成長を見守ってきた雛人形。
お家によっては雛人形とお子様が背丈比べをしたり、雛人形を一緒に飾り付けたり、さまざまな思い出を育まれたことでしょう。

お子様が大きくなったり、お家によってはお引越しを考えていたり、雛人形をお持ちのご家族が逝去されてしまったり、さまざまな理由で「雛人形を手放そうかな」と迷っている方もいらっしゃるかと思います。

ただ、雛人形はやはりご家庭の思い入れが強いものですので、手放す際に躊躇される方は多いことでしょう。

そこで今回は、雛人形を手放す前に抑えておきたいポイントや、雛人形の修理依頼の仕方、雛人形供養の仕方、雛人形の処分の仕方、雛人形の譲渡の仕方まで解説・紹介いたします。東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら
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雛人形を処分? 負の効果はないの?

雛人形をしまった様子

雛人形は人の思いが一杯に詰まっているお人形です。

そのため「処分してしまって、不幸が訪れるとこわい」と感じられている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、その点は安心してください。
雛人形は負の効果は一切ない、穢(けがれ)のない人形です。女の子の厄を身代わりに受けてくれているのです。
ですので、雛人形を処分したからといって、不幸が訪れるようなことはありません。決まった時期に決まったことができない、だらしのない人だと思われるという事から、「雛人形の片付けが遅くなると、婚期が遅れる」とか「良縁が遠のく」といった迷信と同じように、あくまでもモラルの話ですので深刻に心配なさることはありません。

関連記事:「雛人形の片付け方!片付けるのが遅いと婚期を逃すって本当!?噂の真相も解説

雛人形を処分する前のポイント

雛人形をしまっや様子2

雛人形を処分される際には、ぜひ気をつけていただきたいポイントがございます。

それは「雛人形のケースや収納箱に、雛人形以外のものが入っていないか確認すること」です。

雛人形は多くの場合、ご家族の憩いの象徴のような存在であったと思います。

ひな祭りの時期は、雛人形とお子様を一緒に撮影したり、お子様が保育園や幼稚園で手作りの雛飾りや折り紙の雛人形をもち帰ってきたり、さまざまな事柄があったでしょう。そうした思い出の品が雛人形に入っていないか、手放す前に確認しておくとよいでしょう。

また、雛人形を他者に譲ったり、リサイクル品として出したり、修理を依頼する場合は、汚れや破損の状態を確認する必要もございます。

関連記事:「不用になった雛人形はどこで引き取りしてくれるのでしょうか?

そういった意味でも、思い出づくりの意味でも「最後に飾り付けてみる」ことをおすすめいたします。

処分前に雛人形の修理を確認

木目込人形

もしも大切な雛人形を手放そうと思っている方で、「雛人形が傷んでしまった…」とか、「落として壊れてしまった…」といった理由の方は、修理が可能かどうか相談してみてはどうでしょうか。

物によっては数十万円もするのが雛人形ですから、そもそも思い入れが強い雛人形であることも多いでしょう。

関連記事:「雛人形は繊細なので、ダメージを直すには熟練の職人による修理が必要です

東玉では雛人形の修理も、可能な場合は対応しております。
修理が可能かどうかは雛人形の状態によりますので、迷われていたらお気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。

関連ページ:東玉へ雛人形の修理について問い合わせる

雛人形はリサイクルは可能?

雛人形をしまった様子3

雛人形は多くの場合、価値の高いお人形です。雛人形は祖母から母へ、母から娘へといったように、何世代も引き継がれることが多くあります。

関連記事:「雛人形は親や姉妹のお下がりでも大丈夫? それともNG?

そのため年代物の雛人形は年季の入った見た目よりも高価であることがあります。
また、東玉では日本人形の技術の粋を集めた雛人形や、伝統工芸品である木目込人形の雛人形などを手掛けています。

関連記事:「木目込み雛人形の美しさは受け継ぐべき日本の伝統

したがって「処分する」というよりも、大切に使ってくださる第三者への譲渡も、候補としてお持ちになられるとよいでしょう。

ただし、「譲渡」の際にはさまざまな注意点がございます。

譲渡の場合の注意事項

雛人形や雛飾り、ガラスケースや部品などにに欠品があるか否かの確認
雛人形や雛飾り、衣装や装飾品に汚れや傷があるか否かの確認
雛人形やケース等に、個人情報が記載されていないかの確認

このような譲渡の際には、トラブルが絶対にないとはいい切れません。
ですので傷や汚れ、欠品などは正確に把握して相手方へ伝えることが大切です。
せっかく思い出の品を手放すのですから、トラブルはできるだけ避けたいものです。

関連記事:「雛人形を手放す時に「寄付」という選択肢

雛人形の処分 – ご自身で供養する場合

雛人形をかたづけている様子

お寺様が遠くて人形供養がおこなえない場合などは、捨てるのではなくご自身で雛人形を供養することもできます。
人形供養とは、雛人形や五月人形、ぬいぐるみなどをお寺や神社、あるいは自分で供養する日本独自の文化です。 日本には「万物に神や魂が宿るという思想」が古くから根づいています。いままで見守ってくれた人形を「ありがとうございました」の気持ちで供養する優しい文化ですね。

ただし、雛人形を供養するために火を焚べる「お焚き上げ」は個人では基本的におこなうべきではありません。

広い個人所有の土地があり、
自治体が禁止しておらず、
消防法に抵触しない

といった条件が必要なためです。

したがって個人でご供養される際は、それ以外の供養の方法が必要となります。そのため個人でご供養をされる際は、雛人形をもう一度飾り付けて、ご家族でお別れの挨拶をなさるとよいでしょう。

その後、自治体の取り決めに従って分別しましょう。
なお、雛人形を可燃物とするか不燃物とするかは自治体によります。

関連記事:「お子さまのお守りである雛人形を「捨てる」という事について

もちろん、雛人形を可燃物や不燃物として回収してもらうことはためらわれることでしょう。

ですが前述の通り「雛人形に負の効果はありません」ので、気負いすぎないようにしましょう。皆様がためらいの気持ちをもたれているその雛人形は、きっと皆様のこれまでの「温かい気もちやその扱い」で、満たされているはずだからです。

雛人形の処分方法 – 人形供養やお焚き上げ

人形供養祭風景

お子様と一緒に成長してきた雛人形ですから、丁寧にご供養なさりたいと考える方は多いかと存じます。

雛人形をお寺様へお願いして、ご供養頂くことも一般的に広くおこなわれています。

日本には「大切に扱ってきた器物には魂が宿る」と信じる、土着信仰がございます。この信仰は日本人らしい「物を大切にする心もち」が現れている風習といえるでしょう。

人形供養

雛人形供養は、お寺様や神社にて受け付けていることが多くありますので、相談してみるとよいでしょう。お寺様では多くの場合、「お焚き上げ」や「人形供養」をサービスとして行っていることがございます。

日本ではお焚き上げを個人でおこなうことは好ましくありません。いわゆる「野焼き」は、場合によっては自治体によって禁止されていることがあったり、防災法の兼ね合いがあるためです。したがって、お寺様に依頼できる方が安心というわけです。

また、お寺様によっては雛人形を直接もち込む必要がある場合と、郵送でも受け付けている場合があります。

その際も、雛人形は供養して頂ける場合でも、基本的には雛飾りや雛壇などは分別して家庭で処分する必要があります。

したがって、以下の点を整理して近くのお寺様にご連絡すると安心です。

人形供養に行く前の確認事項

人形供養・お焚き上げを受けているか否か
雛人形は郵送してもよいのか、それとも直接もち込んだほうがよいのか
供養にかかる費用はどのくらいか
※費用を少しでも抑えたい場合、共同供養がおこなわれている日を選ぶのもよいでしょう。

関連記事:「雛人形が役目を終えても捨ててはいけません!感謝を込めて供養するために

人形の東玉での人形供養事前受付はいつから?

埼玉県さいたま市岩槻区では、岩槻人形協同組合主催の人形供養祭が毎年11月3日に開催されます。
料金は無料ではなく有料となります。
事前に東玉では受付しています。
毎年5月半ばから10月最終週まで事前受付を申し受けてけています。
東京、埼玉、神奈川等近隣にお住まいはご来店でのお持ち込みをおすすめします。
大阪、札幌、京都など遠方にお住まいの方は東玉まで送る事をおすすめします。
詳しくはこちらをご覧ください。

いかがでしたか。
今回は、雛人形の専門店として避けて通れない「雛人形の処分方法」を題材としました。本文でもお話しましたが、現代ではお雛様をお飾りして女の子の健やかな成長と幸せを願いますが、元々お雛様は身代わりとして厄を払ったり病気を防いだりという意味合いがありました。その役目を終えたお雛様をお譲りしたり処分する前には、感謝を込めてもう一度お飾りしていただくことをお勧めいたします。きっと懐かしいお雛様の思い出がよみがえってくると思います。基本的には「雛人形を手放す前に再度飾り付けてみる」ことをおすすめいたします。ご供養の気持ちであったり、譲渡前の確認のためです。

また、雛人形には負の効果はございませんので、必要以上に気負う必要はないのです。されど「大切にしてきた雛人形だから、処分も丁寧に…」と感じて頂けることは、雛人形の専門店としてとても幸いでございます。

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