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雛人形の処分はどうすればいい? 手放す前のポイントや供養まで解説します

2020年2月7日

雛人形の処分

雛人形の処分はどうすればいい? 手放す前のポイントや供養まで解説します

お子様の成長を見守ってきた雛人形。
お家によっては雛人形とお子様が背丈比べをしたり、雛人形を一緒に飾り付けたり、さまざまな思い出を育まれたことでしょう。

お子様が大きくなったり、お家によってはお引越しを考えていたり、雛人形をおもちのご家族が逝去されてしまったり、さまざまな理由で「雛人形を手放そうかな」と迷っている方もいらっしゃるかと思います。

ただ、雛人形はやはりご家庭の思い入れがつよい雛人形ですので、手放す際に躊躇される方は多いことでしょう。

そこで今回は、雛人形を手放す前に抑えておきたいポイントや、雛人形の修理依頼の仕方、雛人形供養の仕方、雛人形の処分の仕方、雛人形の譲渡の仕方まで解説いたします。

雛人形を処分してもいいの? 負の効果はないの?

箱から出しながら、雛人形のそれぞれの人物と飾り方を覚えましょう

雛人形は人の思いが一杯に詰まっているお人形です。
そのため「処分してしまって、不幸が訪れるとこわい」と感じられている方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、その点は安心してください。
雛人形は負の効果は一切ない、穢(けがれ)のない人形です。お子さまの厄を身代わりに受けてくれているのです。
ですので、雛人形を処分したからといって、不幸が訪れるようなことはありません。「雛人形の片付けが遅くなると、婚期が遅れる」とか「良縁が遠のく」といった迷信と同じように、あくまでもモラルの話ですので深刻に心配なさることはありません。

関連記事:「雛人形の片付け方!片付けるのが遅いと婚期を逃すって本当!?噂の真相も解説

雛人形を処分する前に、気をつけるポイントはあるの?

雛人形を処分される際には、ぜひ気をつけていただきたいポイントがございます。

それは「雛人形のケースや収納箱に、雛人形以外のものが入っていないか確認すること」です。

雛人形は多くの場合、ご家族の憩いの象徴のような存在であったと思います。

ひな祭りの時期は、雛人形とお子様を一緒に撮影したり、お子様が保育園や幼稚園で手作りの雛飾りや折り紙の雛人形をもち帰ってきたり、さまざまな事柄があったでしょう。そうした思い出の品が雛人形に入っていないか、手放す前に確認しておくとよいでしょう。

また、雛人形を他者に譲ったり、リサイクル品としてだしたり、修理を依頼する場合は、汚れや破損の状態を確認する必要もございます。

関連記事:「不用になった雛人形はどこで引き取りしてくれるのでしょうか?

そういった意味でも、思い出づくりの意味でも「最後に飾り付けてみる」ことをおすすめいたします。

処分まえに雛人形の修理が可能か確認してみましょう

もしも大切な雛人形を手放そうと思っている方で、「雛人形が傷んでしまった…」とか、「落として壊れてしまった…」といった理由の方は、修理が可能かどうか相談してみてはどうでしょうか。

物によっては数十万円もするのが雛人形ですから、そもそも思い入れが強い雛人形であることも多いでしょう。

関連記事:「雛人形は繊細なので、ダメージを直すには熟練の職人による修理が必要です

東玉では雛人形の修理も、可能な場合は対応しております。
修理が可能かどうかは雛人形の状態によりますので、迷われていたらお気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。

関連ページ:東玉へ雛人形の修理について問い合わせる

雛人形を処分する前に、譲渡やリサイクルが可能かどうか確認してみましょう

雛人形は多くの場合、価値の高い雛人形です。雛人形は祖母から母へ、母から娘へといったように、何世代も引き継がれることが多くあります。

関連記事:「雛人形は親や姉妹のお下がりでも大丈夫? それともNG?

そのため年代物の雛人形は年季の入った見た目よりも高価であることがあります。
また、東玉では日本人形の技術の粋を集めた雛人形や、伝統工芸品である木目込人形の雛人形などを手掛けています。

関連記事:「木目込み雛人形の美しさは受け継ぐべき日本の伝統

したがって「処分する」というよりも、大切に使ってくださる第三者への譲渡も、候補としておもちになられるとよいでしょう。

ただし、「譲渡」の際にはさまざまな注意点がございます。

雛人形や雛飾り、ケースや部品などにに欠品があるか否かの確認
雛人形や雛飾り、衣装や装飾品に汚れや傷があるか否かの確認
雛人形やケース等に、個人情報が記載されていないかの確認

このような譲渡の際には、トラブルが絶対にないとはいい切れません。
ですので傷や汚れ、欠品などは正確に把握して相手方へ伝えることが大切です。
せっかく思い出の品を手放すのですから、トラブルはできるだけ避けたいものです。

関連記事:「雛人形を手放す時に「寄付」という選択肢

雛人形の処分方法 – ご自身で供養するには、ご家族でお別れをしましょう

お寺様が遠くて人形供養がおこなえない場合などは、ご自身で雛人形を供養することもできます。

ただし、雛人形を供養するために火を焚べる「お焚きあげ」は個人では基本的におこなうべきではありません。

広い個人所有の土地があり、
自治体が禁止しておらず、
消防法に抵触しない

といった条件が必要なためです。

したがって個人でご供養される際は、それ以外の供養の方法が必要となります。そのため個人でご供養をされる際は、雛人形をもう一度飾り付けて、ご家族でお別れの挨拶をなさるとよいでしょう。

その後、自治体の取り決めに従って分別しましょう。
なお、雛人形を可燃物とするか不燃物とするかは自治体によります。

関連記事:「お子さまのお守りである雛人形を「捨てる」という事について

もちろん、雛人形を可燃物や不燃物として回収してもらうことはためらわれることでしょう。

ですが前述の通り「雛人形に負の効果はありません」ので、気負いすぎないようにしましょう。皆様がためらいの気もちをもたれているその雛人形は、きっと皆様のこれまでの「温かい気もちやその扱い」で、満たされているはずだからです。

雛人形の処分方法 – お寺様での雛人形供養やお焚きあげがおすすめです

お子様と一緒に成長してきた雛人形ですから、丁寧にご供養なさりたいと考える方は多いかと存じます。

雛人形をお寺様へお願いして、ご供養頂くことも一般的に広くおこなわれています。

日本には一「大切に扱ってきた器物には魂が宿る」と信じる、土着信仰がございます。この信仰は日本人らしい「物を大切にする心もち」が現れている風習といえるでしょう。

雛人形供養は、お寺様や神社にて受け付けていることが多くありますので、相談してみるとよいでしょう。お寺様では多くの場合、「お焚き上げ」や「人形供養」として行っていることがございます。

日本ではお焚き上げを個人でおこなうことは好ましくありません。いわゆる「野焼き」は、場合によっては自治体によって禁止されていることがあったり、防災法の兼ね合いがあるためです。したがって、お寺様に依頼できる方が安心というわけです。

また、お寺様によっては雛人形を直接もち込む必要がある場合と、郵送でも受け付けている場合があります。

その際も、雛人形は供養して頂ける場合でも、基本的には雛飾りや雛壇などは分別して家庭で処分する必要があります。

したがって、以下の点を整理して近くのお寺様にご連絡すると安心です。

人形供養・お焚き上げを受けているか否か
雛人形は郵送してもよいのか、それとも直接もち込んだほうがよいのか
供養にかかる費用はどのくらいか

もしも費用を少しでも抑えたい場合、共同供養がおこなわれている日を選ぶのもよいでしょう。

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まとめ

今回は、雛人形の専門店として避けて通れない「雛人形の処分方法」を題材としました。基本的には「雛人形を手放す前に再度飾り付けてみる」ことをおすすめいたします。ご供養の気もちであったり、譲渡前の確認のためです。

また、雛人形には負の効果はございませんので、必要以上に気負う必要はないのです。されど「大切にしてきた雛人形だから、処分も丁寧に…」と感じて頂けることは、雛人形の専門店としてとても幸いでございます。

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