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お子さまのお守りである雛人形を「捨てる」という事について

2020年1月6日

雛人形の処分

お子さまのお守りである雛人形を「捨てる」という事について

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ひな祭りに欠かせない雛人形は、子供のお守りとしての役割があります。
そんな雛人形ですが、色々な事情により飾らなくなったり、保管しておけなくなったり、壊れてしまったりして手放すことがあるかと思います。

しかし、子供のお守りである雛人形を捨ててしまって良いのでしょうか?
お守りを「捨てる」という事は、いままで守ってくれていた存在がなくなるということです。
その事によって、お子さまに厄が降り掛かってしまうことは無いのでしょうか?

また、捨てるとしても、どうやって捨てれば良いのでしょうか?
処分を請け負ってくれる業者や、自治体の不用品回収にだしても良いものなのでしょうか?

本記事では、雛人形を捨てる場合の注意点や、他に検討すべき方法をご紹介いたします。

雛人形を捨てることは簡単ですが・・・

雛人形を捨てること自体は簡単にできます。

自治体ゴミ収集ルールさえ守れば、ゴミ収集へ粗大ごみとして捨てることができるでしょう。また、不用品を回収している業者も数多く存在しますので、費用を払えば回収してもらえます。

多くの雛人形の場合、木や紙、布を素材として使っており、不燃物や危険物はほとんど使われていませんので、その点でも処分するのにさほどの手間はかかりません。

雛人形を捨てるという行為の問題点とは?

しかし、お子さまのお守りでもある雛人形を、不用になったからといって「捨てる」という行為に問題はないのでしょうか?

今までお子さまの厄を身代わりに受けてくれていた雛人形を、用がなくなったから捨てるという事にモラル的な部分で抵抗がある方も多いと思います。

日本には古来より物を大切にする文化があり、大切に使われてきた物には魂が宿ると信じられてきました。
魂が宿った物を粗末に扱うと「化けて出る」という信仰もあり、このため古い道具や使えなくなった物でも、捨ててしまうのではなく感謝の気持ちをもって供養をするという文化がありました。この「供養」して化けて出ないように「お払い」をする為に、不用となった古道具や物を入れる箱があり、これを「お払い箱」と呼んでいたという説もあります。

効果を期待して雛人形をお求めになる方は少ないかもしれませんが「お守り」にしても「厄」にしても信じているからこそ意味を持つのです。
お子さまの無病息災と幸せを願い、雛人形をお求めになった時の気持ちには「厄」を身代わりに受け、お子さまを守る「お守り」としての意味をお考えになったからこそ、他の人形ではなく「雛人形」をお求めになったはずです。

そんな雛人形を手放さなければならなくなった時には「捨てる」以外の方法もご検討いただきたいと思います。

雛人形を捨てる前に寄付することはできないのでしょうか?

雛人形を捨てる前にご検討いただきたいのは、寄付や寄贈の方法です。
実は雛人形は様々な団体などで寄付を受け付けている場合があります。

雛人形を捨てる前に「寄付」できないか探してみる

自治体が行っている雛人形イベントなどで、雛人形の寄付を受け付けている場合があります。
また、雛人形の寄付を受け付けている慈善団体などもありますので、団体の定めるルールをご覧になってご寄付をご検討されてはいかがでしょうか?

ただし、雛人形の状態の条件が厳しかったり、寄付にかかる送料や保管料などの費用も多くの場合に寄付者の負担となっています。

雛人形を捨てるのであれば、喜んで使ってくれる人に譲る

慈善団体や自治体による雛人形の寄付の受付条件に合わなくても、捨てる以外の選択肢があります。それは、必要とされている方への「譲渡」です。

近年ではスマートフォンなどでも手軽に利用できる「フリマアプリ」や「オークションサイト」などに簡単にご不用となった雛人形を出品し、必要としている方へお譲りするという方法です。
運営会社が決済や進め方の仲介をしてくれるので、スマートフォン1つで取引が完了するのが魅力です。

明治時代や江戸時代の骨董的価値が認められるような古い雛人形や、雛人形作家の作品などが人気のようですが、特に御道具などの細かい付属品の多い雛人形では、道具の欠品や雛人形の御衣装の状態などでトラブルになるケースや、5段以上の段飾りでは、送料がかなり高額となってしまうケースもあるようです。

雛人形を「捨てる」ではなく「供養」するには?

雛人形を捨てる以外に「寄付」や「譲渡」という活用の道はあるものの、実は雛人形は「ヒトガタ」に由来する「厄」を身代わりに受けてくれる人形ですので、本来的な意味を考えると「寄付」や「譲渡」も好ましくありません。

「厄」を引き受ける「身代わり」としての雛人形を他の方へ譲るということは、雛人形が負った「厄」も譲ってしまうという事になります。
特にスペースの都合や、子供が大きくなり飾らなくなってしまった雛人形では、状態も綺麗で勿体ないと思われるかもしれませんが、他の方へ譲るという行為自体は避けていただいたほうが良いでしょう。

捨てずに、人に厄を負わせずに雛人形にお別れをするには?

前述いたしましたが、日本には長く使った道具や物に感謝の気持ちを持って「供養」する文化があります。特に人の形をした人形は供養をして、感謝の気持ちをもってお別れされることをおすすめいたします。

神社やお寺にて「人形供養」を行われている所が無いかインターネット等で探してみて下さい。お近くであればご相談されて持ち込みでのご供養、お焚き上げをしていただけるでしょう。
お近くに人形供養を行っている寺社仏閣がない場合は、郵送にてお受け付けされているお寺様等もございます。

また、大きめの段飾りの場合はひな壇などの付属品は供養する必要は無く、雛人形だけを供養すれば問題ありません。ひな壇が5段や7段の場合は雛人形の数も多くなりますので郵送などでは対応いただけない場合があります。
雛人形の数が多い場合には「人形供養祭」等の合同供養へ申し込まれるのが良いでしょう。

関連記事:雛人形が役目を終えても捨ててはいけませ ん!感謝を込めて供養するために

東玉が総本店を構える雛人形の町・岩槻でも「人形供養祭」が毎年行われており、役目を終えた雛人形の旅立ちをお手伝いしています。総勢20名ものご僧侶の読経とともに、楽しいひな祭りの思い出に感謝して送り出してあげることができるでしょう。

まとめ

雛人形に限らず、役目を終えた物にはふさわしい終わり方というものがあります。
現代の生活環境では、子供は大学入学や就職、結婚を期に親元を離れ、マンションやパートへ移り住むことが多く、現実的に雛人形を飾るスペースや生活時間の余裕が持てないことも多いかもしれません。

実家に置いてきた雛人形は、飾られる機会も少なくなり、お子さまがお生まれになり新しい雛人形をお買い求めになると、子供の時に自分に買い与えられた雛人形の出番はいよいよなくなります。
雛人形が役目を終える瞬間です。

そんな時、処分をお考えになっても「捨てる」という発想ではなく「供養」してあげていただければと思います。
お子さまはひな祭りの楽しい思い出とともに、親御様は「娘を守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて供養することが大切です。

事前に東玉で受付しています。

詳しくはこちらをご覧ください。

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