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雛人形の買取・出品は?お節句の雛人形はその子のお守り。寄付、人形供養がおすすめ。

2023年12月5日

雛人形の処分

雛人形の買取・出品は?お節句の雛人形はその子のお守り。寄付、人形供養がおすすめ。

個人間の取引や不要品転売の流通が整ってきている現在では、雛人形もオークションサイトやリサイクルショップで見かけることがあります。しかし中古の雛人形を好んで購入する方はいないでしょう。当店でも雛人形の買い取りや出品はしておりません。
元々お節句の雛人形は、こどもに近づく厄災を代わりに背負ってもらうために飾られた依り代であり、健やかな成長を願うお守りです。お守りを中古で求める方は少ないでしょう。
まだ新しく、飾られていなかった雛人形やデザイン性に優れた雛人形、作家の雛人形などが季節のインテリアとして流通していると思われます。
もし雛人形が不要になったら、季節行事の飾りとして欲しがっている公共施設に寄付するなどお節句以外の飾ってもらえるところを探すか、現在各地で開催されている人形供養祭や神社・寺院でのお焚き上げにお持ちいただくことをおすすめします。お子様の成長を見守っていただきお役目を終えたお人形たちですから、感謝の気持ちをこめて大切に扱いたいものです。
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雛人形って売れるの?

当店では買い取りはしていませんが、リサイクルショップやオークションサイトでの出品は見かけるので、買い取るところはあると思われます。しかし雛人形はこどもを守るための「お守り」として長く飾られたものであることから、買い取ってもらえるのは難しいと思われます。
無料でも良ければと引き取ってくれるリサイクルショップもあるかもしれませんので、各々問い合わせて下さい。
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雛人形はいつまで必要なの?

大人になってもお飾りしています。
一般に雛人形の「お守り」としての役目は、女児が成長して成人するまでや独立するまでと言われています。また、日本には「予祝」という習慣があり、雛人形もその一つだと言われております。予祝とは、未来の良い事を、先にお祝いし、現実のものにするという考え方です。雛人形は、良いご縁に恵まれ、結婚するまでお飾りするとも言われています。しかしその後も、季節の飾りとしてご実家で飾り続ける方は多いようです。何年も節分の頃から3月まで飾られる雛人形は、「お守り」としてだけでなく、飾る、片付けるという作業を含め、家族の年中行事になっているので、独立したりお嫁入りした後も飾られているようです。

雛人形は祖父母のプレゼント

祖父母と赤ちゃん
お節句の雛人形は、地域のしきたりによって違いはありますが、祖父母から生まれてきた女の子に贈るプレゼントであることが多いようです。昔は母方の祖父母から贈られることが多かったようですが、現在では両家で話し合って贈られているようです。
女のお子様の健やかな成長を願って、厄除けとして江戸時代から雛人形を贈る習慣があります。祖父母の愛情のこもった雛人形は、「お守り」としての役目が終わっても、季節の飾り物としてできるだけ長く飾って楽しんで下さい。

雛人形・お道具の処分方法は?

もう雛人形を飾らなくなった場合、長くしまいっぱなしになっている雛人形は湿気がこもり、顔紙の変色などで人形のお顔のシミやお道具のカビの原因になります。もしもう飾らないのであれば人形供養し、お道具は処分して下さい。
人形供養はそれぞれの地域の神社などで行われていますが、人形供養に出さなくても大事なのは、雛人形にお守りとしてのお役目が終わったことを伝えることです。雛人形を処分する前に長くお守りとして飾らせてもらったことに感謝し、手を合わせて下さい。お線香を焚くのも良いでしょう。人に似せたお顔の人形を処分するのに抵抗のある方は多いようですが、しっかりと感謝して手を合わせることで、雛人形も役目を終えられます。
処分方法ですが、雛人形のセットは基本的に不燃物になります。地域によって分別が必要になる場合がありますが、スチール製の組み立て段や大きな飾り台は粗大ゴミになりますので、それぞれの地域の役所に問い合わせて下さい。
また、段飾りの雛人形の処分の際、殿姫など一部人形を残して季節の飾り物とする方もいらっしゃるようです。

親王飾りにしてコンパクトにする方法。季節のインテリアとしてもおすすめ

草木染雛人形はな
7段飾りや3段飾りの雛人形は、お子様が成人した後も飾り続けるのは、飾るスペースや飾る手間が負担になります。殿姫のみの親王飾りにして、季節のインテリアにすることをおすすめします。
まず人形を乗せる座卓などを用意します。サイドボードの上の一部や床の間の一部を飾りスペースにしても良いです。次に人形の下に敷く敷布を用意します。人形のセットに付いている赤毛氈を折りたたんで使用するのも良いですが、大人っぽい季節の飾りにするためには紫やピンクや柄付きの敷布を合わせると、人形の雰囲気が変わって楽しむことができます。
段飾りから使うのは、殿姫の人形と親王台、屏風、雪洞、桜橘や紅白梅、菱餅や丸餅、三宝です。これらを並べると親王飾りとして飾れます。
更にコンパクトにしたい場合は桜橘、雪洞を外して屏風の開きを狭めます。間口か小さくなると同時に更に大人びた雛飾りになります。
もっと小さく飾りたい時は、屏風も親王台も使わず、壁面に接しているサイドボードなどの家具の上に、殿姫本体のみを少し向かい合うように斜めに置き、下に柄付きの敷布、背面の壁をタペストリーや柄物のスカーフなどを使い演出して下さい。一輪挿しの花を殿姫の間に置いたり、和小物を一緒に並べたりすると一層インテリア感が増して楽しめます。

人形供養はどこで開催されているの?

人形供養の様子
人形供養は、開催日はそれぞれ違いますが、各地の神社仏閣や人形組合などで行われています。供養するお人形を持参する必要のある所や、送りでも対応してくれる所、また料金サイズ条件などそれぞれ違いますので、お持ちの人形に合った人形供養開催地を選んで下さい。
その他、最近では地方公共団体、葬儀社などでも人形供養を行っている所もあるようです。
当店でも岩槻人形協同組合主催で毎年11月3日に開催される人形供養祭に、当日開催場所に人形を持って来られない方のために、5月中旬から10月下旬まで事前受付として供養する人形をお預かりしています。詳しくは岩槻人形協同組合か東玉のホームページをご覧下さい。

関連記事:「人形の東玉:人形供養のお知らせ」

寄付・寄贈するにはどうすれば良いの?

雛人形を寄付・寄贈するための特別な窓口はありませんが、季節行事の飾りとして欲しがっている公共施設、幼稚園や学校、旅館やホテルなどに問い合わせて寄付する方法があります。事前に季節ごとの飾りを欲している所か、すでに雛人形を持っているか調べてから問い合わせる必要があります。この場合あまり古すぎたり、その施設のイメージに合わない雛人形は歓迎されません。
次に、各地で行われているひな祭りイベントに寄付する方法があります。町おこしイベントとして各商店に雛人形を飾る町巡りイベントや、大量の飾らなくなった雛人形を飾ってモニュメントにするイベントなどがあります。募集は定期的ではありませんので、ネットなどで調べてから問い合わせて下さい。
また、長く「お守り」として飾られた雛人形に、手を合わせて感謝してから寄付・寄贈して下さい。手放すほうのこちら側にも区切りを付けられる所作になります。

関連記事:「雛人形を手放す時に「寄付」という選択肢」
関連記事:「雛人形の処分の方法は? 人形供養をご紹介します」

昔は、「雛人形は女の子の一生の宝」と言われたり、お嫁入りの時に雛人形を贈る『嫁節句』の風習のある地域があったりと、雛人形は生活の中で必要な季節の風物詩でした。しかし、現代の生活の中では大きな雛人形を飾る場所はなくなり、収納する場所も限られていることから、お子様が成人したり独立した後まで雛人形を飾り続けるのは難しいでしょう。しかし、お子様が小さい時から長く飾られた雛人形には思い出も多くあることから、時間が経ってからもう一度飾りたいと思う方も多いようです。簡単に処分を考える前に、時々収納箱を開けて風通ししたり、サイズを小さくして飾ったりして保管してあげることも、雛人形の楽しみ方の一つだと思われます。

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