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雛人形の最も大切な部分「顔」の印象は髪型で決まります

2020年2月8日

雛飾り

雛人形の最も大切な部分「顔」の印象は髪型で決まります

女性のファッションで気になるのは、いろいろなポイントがあると思いますが、服装やお化粧、髪型が大事なポイントとなっているようです。雛人形も同じように、特にお顔の印象・表情とともに髪型によっても印象が変わってきます。

雛人形のお姫様の髪型は、大きく二つにわけることができます。一つは平安時代から伝わる「下げ髪」、別名「割り毛」と呼ばれるものです。もう一つは江戸時代からの「大垂髪」(おすべらかし)と呼ばれるものです。

いずれも「髪付け師」と呼ばれる職人さんによって仕上げられ、その技は、10年以上の修業を積んだ熟練した職人さん達によってのみ作られます。乱れた髪のお人形は、印象が悪く顔のイメージも良い物とは言えません。

最近では、人形のお顔が白い顔ばかりではなく、人間と同じように肌感覚の色味を付けた物もあります。そのお顔の印象を更によく見せてくれるのが髪型であると言えるでしょう。顔の印象は髪型で決まるといっても過言ではありません。

雛人形の髪型「大垂髪(おすべらかし)」と「下げ髪」

令和の新年号となり、新天皇の即位の礼が執り行われた際、皇后様(雅子様)の髪型を見た方々も多いと思われます。美しく雅やかなその時の髪型が、「大垂髪(おすべらかし)」と言われ、現在の雛人形のほとんどで使用されており、現在の雛人形の一般的な髪型として親しまれています。また、人の髪型としては江戸時代の頃から特に用いられた髪型です。

こちらのお雛様は凛とした姿が、可愛らしさよりも美しさや優雅さが引き立つ、少し大人っぽいお雛様となります。東玉でお取り扱いしている大垂髪のお雛様としては、以下のシリーズとなります。

一方「下げ髪」とは「割り毛」とも呼ばれ、平安時代の貴族達が用いていたもので、日本古来の髪型とされています。平安絵巻や源氏物語の中の女性に見られる髪型です。衣裳着の雛人形に一部使われていますが、気品ある髪型と評価されています。木目込みの雛人形の髪型には、昔からほとんどが「下げ髪」が用いられています。

こちらのお雛様はコロンとした温かみのあるフォルムのものが多く、表情もふっくらと優しく、可愛らしい印象のものが多いです。東玉でお取り扱いしている下げ髪のお雛様としては、以下のシリーズとなります。

また「milimili」につきましては、東玉オリジナルシリーズのお雛様となり、お雛様の衣装の色や、お顔立ち、お雛様とお内裏様の座る台座をシーン別に合わせて選ぶことのできる、カスタマイズ性の高いお雛様となります。
東玉オリジナルブランド「milimili」について詳しくはこちらから

商品詳細

グリーン・ポップ

グリーン・ポップ

価格135,300円(税込)

規格:幅40×奥行29×高さ27cm

にっこりと微笑んだおひな様がお子様の成長を見守ります。
可愛らしいお花の台座で、女の子のお部屋にもぴったりです。

商品詳細

アプリコット・モダン

アプリコット・モダン

価格135,300円(税込)

規格:幅50×奥行28×高さ33cm

入れ目を云われる、ガラスの目が入ったところが特長で、愛らしさのなかにも、清々しさが際立ちます。
モダンな台座で洋風のお部屋にも合います。

雛人形の髪型の要「髪の毛」の素材

雛人形それぞれの顔の印象を考えた時、髪型や髪色の印象がかなり影響を及ぼしていると思われます。現在、主流の「大垂髪(おすべらかし)」や「下げ髪(割り毛)」の型もすべてが髪の毛一本、一本から成り立っています。この髪の毛はどんな素材で出来ているのでしょうか。

昔は本物の髪を使ったおひな様もあったようですが、今、使われているほとんどの素材は、「スが糸」と呼ばれる糸と「ナイロン糸」があります。「スガ糸」は蚕の繭から紡いだ絹糸を黒く染めた天然素材のもので、昔は多く使われていましたが値段の高騰などから、現在ではどちらかというと多少高額なおひな様に多く使われています。見た感じは、しっとりとした自然な風合いを感じさせます。

「ナイロン糸」はほとんどのおひな様で使われており、安価で量産が可能です。虫に食べられることなく、カビがつく恐れもありません。その仕上がりは光沢があり大変綺麗に目に映ります。

いずれにしても、素材の内容にこだわることも大事な事と思いますが、熟練した職人さんの造る「飾っていただくお客様のために」と言う気持ちは変わることのないものです。

雛人形の髪型を作り上げる匠の技法

雛人形の髪型を作り上げるためには、数多くの工程がありますがその中で「毛彫り」・「毛葺き」という作業があります。「毛彫り」は顔の頭の周り(生え際)に毛を植え込むための溝を彫る作業です。彫る溝がずれたりしない様に均一に仕上げます。

「毛葺き」は髪を平たく櫛でとかして先を切り揃えて整えることです。その先端にのりをつけ、毛彫りした溝の中に、のり付けした髪の先端を目打で植え込んで(抑え込む)いきます。次に、おすべらかしの型をあて、鏝(こて)や櫛を使い、乱れることなく綺麗に整えて行きます。

そして最後に結びまとめ、完成します。溝の彫り具合や髪の太さ、植え方など職人さんの長年の勘と技術で乱れる事のないように、優雅で気品ある髪型に仕上がります。その髪型は雛人形の美しいお顔の雰囲気を一層引き立ててくれるでしょう。

  • 「大垂髪」のお雛様

商品詳細

白夢桜

白夢桜

価格132,000円(税込)

規格:幅75×奥行40×高さ51cm

インテリアとしても美しい人気№1親王飾りです。
華やかで気品あふれるお顔に、衣裳は汕頭刺繍風の高級西陣織です。
白い屏風の柄は、立ち桜の刺繍、唐草模様の和紙スタンドには光が灯ります。
白の織物の敷布が付きます。

  • 「下げ髪」のお雛様

商品詳細

桜子

桜子

価格162,800円(税込)

規格:幅65×奥行33×高さ35cm

喜久絵シリーズ人気№1の木目込人形親王飾りです。
思わず笑みがこぼれる表情の愛らしさが一番の特徴です。
丸みを帯びたお顔と造形、衣裳は華やかな金彩友禅を身に纏っています。
飾り台と屏風は、材料に桐材を使用した、65cm間口の豪華なセッティングです。

まとめ

雛人形を選ぶ際に、どうしてもお顔を重視して見て行くと思われますが、そのお顔を更に引き立てているのが髪型であると言えるでしょう。
おひな様の特にお姫様の髪型について説明をしてきましたが、お殿様含め残りの十三人の人形達においても熟練した職人さん達の手によって、一つ一つ心を込めた手作りで仕上げられています。古来から伝わる技法により雛人形の髪型は、お顔の印象をより引き立てて行くように作り上げられます。十五人それぞれの髪型をじっくりとご覧ください。

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