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お雛様を川に流してしまう?「流しびな(雛流し)」の意味と歴史

2023年10月21日

雛飾り

お雛様を川に流してしまう?「流しびな(雛流し)」の意味と歴史

「流し雛(ながしびな)」は「雛流し」とも言われ、雛まつりの原点とも言われる行事です。古くは「源氏物語」にもお払いをした人の形(かたしろ)を舟に乗せ須磨の海に流したと書かれています。

医療の発達した現代とは違い、昔は病気をすれば「災い」「祟り」と怖れられていました。
自然界の植物には神の力が宿るという信仰があり、その葉などを人の形「形代(かたしろ)」にして悪い箇所(痛みのある部分)にその形代を撫で付けて痛みをうつし川に流す、これが雛祭り(雛人形)のルーツになったとも言われています。

現代では、木の葉を用いた「形代」を使わずに、「桟俵(さんだわら)」という藁(わら)で舟をつくり、その中に紙塑(しそ)=(紙粘土)で作ったお人形と願い事を書き入れた紙を一緒に入れて川に流すという行事が行われています。東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら
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雛流しはなぜ川にお雛様を流してしまうのか?

流しびな

「雛流し」はお雛様を流すのではなく、木の葉などを人の形にしたもの(形代)をお子様の無病息災を願いながら川に流します。

雛人形はお子様の健やかな成長を願い多くの人の手で作り上げた大切なお人形なので、その身代わりとして行われるものです。もともと平安時代の「あまがつ」「ほうこ」などに代表される、新生児の厄を代わってもらうための、形代(かたしろ)としての人形は、江戸時代に一般化され、現在では雛人形として桃の節句に室内に飾られます。あくまで「雛流し」は簡略化された「ひとがた」に新生児の厄を移して清らかな川に流し、無病息災を願うという風習です。昔から絶え間なく流れる川には、浄化や供養の力があると信じられていたからです。現在では川に流すという行為は川の保全に良くないため行われていませんが、全国各地にある「雛流し」の行事では、川に仕切りゃ網などを設置して、流しびなを回収する方法で行われているようです。

流し雛が有名な地域とそれぞれの特徴

下賀茂神社の流し雛

・下鴨神社(京都)
三月初めの日曜日。鴨神社において境内を流れる御手洗(みたらし)川に、人形をのせた桟俵を流します。

・用瀬(鳥取)
三月三日の旧暦(四月)。鳥取の中心を流れる千代川に桟俵を流します。

・隅田川(東京)
三月初めの日曜日。浅草の今戸神社でお払いを受けた紙の流し雛を隅田公園からの屋形船から流します。

・吉野川(奈良県)
四月初めの日曜日。五條市南阿田の手作り折り紙で作ったお雛様を竹の皮で作った船にのせ流します。

・壇ノ浦(山口)
三月初め。下関赤間神宮にて壇ノ浦で入水した安徳幼帝をしのび執り行われます。短歌や俳句を披露する儀式や曲水の宴が行われ、関門海峡の春の風物詩になっています。 ・たつの市(兵庫県)3月20日(春分の日)に開催。祇園公園(祇園橋南)にて開催。揖保川に流します。(先着200名)同日に人形供養も開催(事前持込のみ)

・岩槻(埼玉)
三月初めの日曜日。さいたま市岩槻区城址公園内にて。菖蒲池のほとりから様々なお願い事を記した紙をのせた桟俵を流します。
池ですので流れがないと思われがちですが、この日だけは池に流れが起きます。その理由は…(三月初めの日曜日の岩槻 流し雛にてご確認くださいませ。)

現代の流し雛

流し雛が流される様子

昔は「形代(かたしろ)」に災い(痛みや辛み)をうつし流すものでしたが、日本の各地で行われている現代の流し雛では、災いや痛みを軽減するというよりもいろいろな願いをその流し雛(桟俵や折り紙)に託し、神様にお願いする意味合いが強くなっているようです。

どれほど医療や科学が発達しても神様にお願いするという行為は、人類全てに共通すると思われます。

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