かわいいお雛様が好きなお子さまへおすすめのお雛様

美麗で精巧なお雛様は、日本が誇る匠の技術。まるで生きていて、今にも動き出すかのような迫力と躍動感、繊細さが魅力です。しかし、大人にとっては美しさを感じさせるものでも、想像力豊かなお子さまにとっては、リアルすぎると恐怖を感じさせてしまうこともあります。せっかくお雛様を通じて和の歴史や美意識に触れてほしくても、お子さまがお雛様を嫌いになってしまっては元も子もありません。お雛様のお顔や造形の可愛さもありますが、飾る道具によっても全体の華やかさや豪華さが変わります。また、お衣裳・道具の色彩もお雛様を選ぶうえで大切なことです。いろいろなお雛様がありますがどこを重要視するかがポイントになります。そこで本記事では、当店東玉で取り扱っております多くのお雛様のなかでも、とりわけお顔や造形が「かわいい」お雛様を厳選しました。
お子さまが愛着を持てるような、かわいいお雛様を探してみましょう。
お子さまの手の大きさにフィットする小さくてかわいいお雛様たち

赤子や小動物がそうであるように、「小さいこと」はかわいさの要素の一つです。小さくてコンパクトなお雛様なら、お子さまも怖がらずに興味を持ってくれるはず。そこでここからは、特に小さく・かわいい選りすぐりの3つのお雛様を見ていきましょう。
真愛B
- 木目込人形 喜久絵 収納飾り「真愛B」:可愛らしいアイボリーとピンクの収納箱に喜久絵作『桜華雛』をセットしました。優しいお顔にあわせ厳選された衣裳の木目込人形は見るほどに愛着がわきます。つるされた青い桔梗のつまみ細工がいっそう人形を引き立てます。
愛々B(ららB)
- 木目込人形 喜久絵 親王飾り「愛々B」:木目を生かし、洋室にも飾って華やかなおひなさま。小さくても目に留まるかわいらしいひな飾りと一緒に写真を撮って毎年の思い出をかさねていってください。
以和喜 龍村裂(いわき たつむらぎれ)
- 木目込人形 賢一 親王飾り「以和喜 龍村裂」:鈴木賢一の高級コンパクト親王飾り「以和喜雛」可愛いお顔と造形が特長のおひなさまです。殿は凛々しく、姫は優しいお顔の表情に仕上げました。鋭角に跳ね上げられた袖口、丸く突き出した膝が賢一独自の造形です。「和を以って、喜びと成す」と言う言葉より「以和喜雛」と命名いたしました。本品の衣裳は、皇室ゆかりの「京都龍村美術織物」を使用いたしました
丸みを帯びたフォルムがかわいいお雛様たち

「丸み」を帯びていることもまた、可愛さの要素のひとつです。ここからは、顔やフォルムが丸みを帯びたかわいいお雛様を3つご紹介していきます。
明日香(あすか)
- 木目込人形 ゆかり 親王飾り「明日香B」:丸みを帯びた可愛らしい人形に合わせ、飾り台と衝立も温かみのある木目と曲線を生かして製作致しました。色鮮やかな西陣織の正絹衣裳と精巧な筆描きの技術で表現されたお顔は秀逸です。
心愛B NT(ここあ)
- 木目込人形 喜久絵 親王飾り「心愛B NT」:おしゃれな部屋の雰囲気をこわさず、ひな人形を目立たせることを意識して製作いたしました。可愛らしい衣裳やお顔はもちろん、お花やひもの色までこだわりぬいた自信作です。コンパクトで飾る場所に困りません。
天祥 龍村裂(てんしょう たつむらぎれ)
- 木目込人形 賢一 親王飾り「天祥 龍村裂」:京のなだらかな山並みをイメージした賢一の代表作の一つ『天平雛』の造形を縮小し、より飾りやすいサイズで製作いたしました。

一般的にお雛様は、一年に一度、ひな祭りの時期にだけ飾ります。今回紹介したお雛様は木目込人形(きめこみにんぎょう)と呼ばれるお雛様です。木目込人形は木の胴体に溝を彫り、そこに布地を入れ込む(木目込む)技法で作られたお人形です。お着物を着せ付けている衣裳着人形よりもコンパクトなものが多く、ころんと可愛らしい印象になっています。優しい雰囲気で可愛らしさに特化したデザインのお人形、落ち着いた色合いと細かな造形で上品な可愛らしさがあるお人形、お好みのかわいらしいお人形を探してみてください。
しかし、かわいらしいお雛様であれば、玄関、客間などにインテリアとして常時飾ることもできます。美麗なお雛様の場合は、その生きているかのような迫力ゆえにお客様の好みが分かれてしまいますが、かわいいお雛様であればこの心配は必要がないためです。
ここまでご紹介したお雛さまはどれもコンパクトでスペースをあまり必要としないものばかり。常時飾ったままにしておいても、ほとんど邪魔になりません。アンティーク調のモダンな飾り台やLEDライト付きの屏風なども選べるので、洋風のお部屋でも自然に飾ることができます。お客様の顔がほころぶような「インテリアとしてのお雛様」も、ぜひ検討してみてください。小さくコンパクトで、丸みを帯びたフォルムのお雛様はとてもかわいらしいもの。このような造形のお雛様は、ひな人形を怖がってしまうお子さま向けにも、常時飾りのインテリアとして使うこともできます。美麗なお雛様とはまた違った方向から、雛飾りをお楽しみください。