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ひな祭りの飾り付けはお雛様だけではありません!知っておきたいつるし雛やお花のこと

2023年12月5日

雛飾り

ひな祭りの飾り付けはお雛様だけではありません!知っておきたいつるし雛やお花のこと

3月3日の桃の節句に飾るお雛様には様々な種類があります。
まず思い浮かぶのは赤い布の上に15人の人形とたくさんのお道具を飾り付けされた7段飾り。
七段飾りを少し簡略化した親王2人と3人官女を飾る3段飾り。お殿様とお姫様の二人をゆったりとならべた親王かざり、最近の住宅事情に合わせてつくられたコンパクトな収納飾りや簡単に飾ってしまえるケース入のひな人形など。

豪華であったり、かわいらしい色や大きさであったりとそれぞれの良さがあり雛人形単体で飾っても充分絵になり素敵になりますが、家族の皆様でつるし雛や桃・桜の花などをおひなさまの周りを飾りつけることで、よりいっそう華やかなひな祭りを楽しめることでしょう。

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ひな祭りのメインはお雛様

現在、販売されている雛人形には様々な商品があり、明確には分類できないこともありますが、代表的なお雛様の種類と飾り方をいくつかご紹介致します。

七段・五段飾り

七段飾りの展示風景

ひな祭りは平安時代の貴族の婚礼儀式の様子を表現したものといわれており、当時の婚礼の儀式は夜におこなわれていたため、雪洞(ぼんぼり)の灯りが一番上のお殿様とお姫様の両脇に並べられております。「七段飾り」とは、七段から構成された雛人形になります。 雄雛・雌雛・三人官女・五人囃子・随臣・仕丁の15体の人形と嫁入り道具・御輿入れ道具が揃っている飾りなのです。七段目 七段目は中央へ重箱を置き、左右に御駕篭(おかご)と御所車(ごしょぐるま)を配します。 厳密な決まりはありませんが、通常は向かって左に御駕篭、右に御所車が置かれます。

七段飾りは緋毛氈(ひもうせん)と呼ばれる赤い色の布をスチール製(木製もあり)の骨組みを組み立て階段状の台の上に敷いた後、一番上から屏風→雪洞→人形→嫁入り道具(タンス・重箱・菱餅など)→桜橘の順番で飾っていくと手前には飾り物があまりない状態になるため、傷つける心配が少なくなります。

七段飾りとよく似た形で五段飾りがありますが、内容はほぼ同じで嫁入り道具やお人形の数が二段分少ないだけですので、飾り方の冊子等に五段飾りが掲載されていないときには七段飾りを参考にしてください。

三段飾り

三段飾りを飾っている様子

主に木製の飾り台に飾るタイプとスチールや木製の骨組みの上に赤い布をかける毛氈飾りのタイプに分けられます。

どちらも飾り台以外は同じようで、七段飾りの人形とお道具を少なくした内容なので同じように一番上から並べていくことが基本になります。
ただし、一番最初に飾り台を設置するときには一番下から組み立てた方がより安定して飾ることができるでしょう。

木製の飾り台は一つ一つのパーツが重いことが一般的なので、落とすことがないよう注意してお取り扱い下さい。

東玉では段飾りの中でも、一番三段飾りを多く取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

東玉の三段飾りや、多人数飾りのお雛様は、こちらからご覧ください

  • 三段飾り「彩花」
    格子をアクセントとした屏風と段の桜の模様は刺繍仕立てです。

商品詳細

三段飾り「彩花」

三段飾り「彩花」

220,000円(税込)

幅75×奥行65×高さ82cm

  • 三段飾り「紫香」
    三段飾り東玉総本店人気No.1セット『紫香』。側板を組み換えることにより一段でも、二段でも、三段でもお飾りいただける、東玉オリジナル「一、二の三段」です。お殿さま、お姫さまには段織りの衣裳を使用し、高級感あるつくりになっております。屏風と段の、桜の模様は駿河蒔絵で描かれております。

商品詳細

三段飾り「紫香」

三段飾り「紫香」

297,000円(税込)

幅80×奥行81×高さ90cm

  • 優雅 三段飾り「彩優雅」
    親王飾りでも人気の「白夢桜」のモダンな衣裳です。総桐の白木飾り台は、飾り方も簡単でコンパクトにお仕舞いいただけます。

商品詳細

優雅 三段飾り「彩優雅」

優雅 三段飾り「彩優雅」

253,000円(税込)

幅82×奥行72×高さ72cm

平飾り

通常、ひな祭りのお殿様とお姫様の二人だけを平台の上に置き、人形の後ろに屏風を飾るタイプを平飾り(親王飾り)と呼びます。

平台→屏風→人形→雪洞→桜橘→前飾りの順番で飾ると良いでしょう。

ひな祭り商品によっては桜橘ではなく紅白梅や他の種類の植物の場合があります。
前飾りも同様で、いろいろなタイプがありますが、三宝(さんぽう)と菱餅が付いたものが一番一般的です。

平飾りのものは、コンパクトなものが多いため、最近ではとても人気があります。
コンパクトな分、場所を取らないため、マンションのお家や、リビングや玄関にも気兼ねなく置くことができますよ。
東玉では、そんな平飾りのお雛様も多く取り揃えておりますので、ぜひご覧ください。

人気シリーズ優雅雛へのリンク

  • 木目込人形 賢一 親王飾り「天祥 龍村裂」
    京のなだらかな山並みをイメージした賢一の代表作の一つ『天平雛』の造形を縮小し、より飾りやすいサイズで製作いたしました。

商品詳細

木目込人形 賢一 親王飾り「天祥 龍村裂」

木目込人形 賢一 親王飾り「天祥 龍村裂」

267,300円(税込)

幅60×奥行34×高さ42cm

収納飾り

収納飾りを飾った様子

人形や雪洞・桜橘などのお道具が一つの収納箱の中にしまわれており、それらを箱の上に飾るタイプです。
収納箱の上に飾った状態は平飾り(親王飾り)と同様な商品が多いようです。

収納できるスペースがある箱の上に飾るので平飾りよりも高さがでて見栄えすることがある反面、箱に収納する都合上、平飾りよりも人形自体が小さめになりがちです。

ただ、その分収納時にコンパクトになるので、収納が少ないお家やマンションにお住いの方によく、選ばれております。

東玉では収納飾りのお雛様も多く取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

東玉の収納飾りのお雛様は、こちらからご覧ください

  • 木目込人形 ゆかり 収納飾り「遊姫・収納」
    かわいらしいお顔と衣裳が特徴のコンパクト収納飾りです。洋間にもピッタリな飾り台の中に、人形・付属品が全て機能的に収納頂けます。

商品詳細

  • 木目込人形 喜久絵 収納飾り「真愛B」
    可愛らしいアイボリーとピンクの収納箱に喜久絵作『桜華雛』をセットしました。優しいお顔にあわせ厳選された衣裳の木目込人形は見るほどに愛着がわきます。つるされた青い桔梗のつまみ細工がいっそう人形を引き立てます。

商品詳細

木目込人形 喜久絵 収納飾り「真愛B」

木目込人形 喜久絵 収納飾り「真愛B」

148,500円(税込)

幅39×奥行27×高さ38cm

人気シリーズ喜久絵のリンク

ケース入お雛様

ケース入り雛人形を飾った様子

ガラスやアクリルのケースに入ったお雛様は、一般的に接着・固定されていることが多く、ダンボール等のパッケージから出すだけで簡単に飾ることができます。また、お手入れも簡単です。
アクリル製のケースよりもガラス製のケースの方が重く、破損の危険は高まりますが、透明感や高級感はガラスケースに分があるようです。

また、ケース入りのものですと、円型などの変わった形のおしゃれなお雛様もございますよ。
ぜひ、東玉のケース入りのお雛様もご覧になってくださいね。

東玉のケース入りのお雛様は、こちらからご覧ください

  • ケース入り 親王飾り「華福寿」
    幅わずか22cmのコンパクトなケース入り雛人形。かわいい木目込人形でお顔は書き目ではなく、ガラス入りの入れ目なので赤ちゃんの様な表情です。

商品詳細

ケース入り 親王飾り「華福寿」

ケース入り 親王飾り「華福寿」

80,300円(税込)

幅25×奥行22×高さ23cm

  • ケース入り 親王飾り「喜春」
    全体的によく見えるようパノラマ仕様の雛人形ケース飾りです。バックには桜の絵柄が施されて、優雅な雰囲気があります。前飾りには権威の象徴であるお籠と牛車が飾られております。

  • ケース入り 親王飾り「若草」
    ピンク暈しのバックに桜の柄が入ったかわいらしいコンパクトなケース飾りです。琵琶・琴の前飾りがとてもお洒落に魅せます。人形の衣裳も明るい感じがとても魅力的です。

立ち雛

立ち雛

一般的には座っている商品が多いお雛様ですが、人形としての歴史は立ち雛も古く、人の身についた厄や穢れをなどを紙で作った形代(かたしろ)・人形(ひとかた)に託しそれを水に流し代わりに厄を受けてもらった人形のかたちが由来になっているようですが、木目込み人形の立ち雛などは造形がシンプルで美しいものが多く、現代のお客様の人気も高いようです。

衣裳着人形の立ち雛も座っているお雛様より高さがあるため豪華に見え、大きさのわりに間口が小さく飾ることができるため、商品としての種類が増えてきております。

そんな伝統的なお雛様である立ち雛は、東玉でも多数お取り扱いしているので、ぜひご覧になってみてください。

東玉の立ち雛は、こちらからご覧ください

  • 龍村裂 立雛「吉祥」
    龍村美術織物を使用したシンプルな立雛飾り。美しい立ち姿に光沢感のある衣裳がが良く合います。飾り台前面のゆるやかなラインとクリア加工された箔押の金屏風が全体をより豪華な雛飾りに仕立てます。

  • 東之華 立雛飾り「桜尽くし立雛」
    衣裳は一面に咲き誇る桜の光景を表現し、色違いで合わせました。お姫さまの襲(かさね)は下から上品にゴールドが垣間見えます。

  • 木目込人形 賢一 立雛飾り「寿々喜雛 祥 龍村裂」
    龍村美術織物の中でも代表的なおしどり柄を使用した衣裳に、《研ぎ出し》の技法を施したパノラマケースでお飾りいたしました。

商品詳細

  • 木目込人形 賢一 立雛飾り「寿々喜雛 祥 黄櫨染」
    黄櫨染(こうろぜん)立雛。中点に輝く太陽を想わせる金色色(こんじきいろ)。天皇にだけ着用が許される衣裳です。地模様に「桐」・「竹」・「鳳凰」・「麒麟」が織り込まれた、ひな人形で最も格式を感じさせる衣裳です。

商品詳細

人気木目込シリーズ賢一へのリンク

可愛い上にコンパクト!ひな祭りの「つるし雛」飾り

「つるし雛」飾り

ひな祭りには段飾りや親王飾りなどのお雛様に加えて「つるし雛」を飾り付けますとより一層華やかになり、おすすめいたします。
つるし雛は他のひな祭りのお飾りと違い、動きがあるお雛様ですから小さいお子さまではこちらのつるし雛が喜ばれる場合もございます。

つるし雛も他のひな祭りのお飾りと同じく、女の子の健やかな成長を祈願するものです。女の子を授かるとご近所の皆さんで手作りする地域風習からいまや全国的に、雛人形と一緒に飾られるつるし飾り。静岡県稲取、山形県酒田の傘福、福岡県柳川のさげもんが知られるところです。またひとつひとつに意味をもち、たくさんの人にお祝いしてもらった女児をはじめ、温かな心が皆に幸せを波及します。たとえば七宝鞠には円満な人生を、うさぎの目や苺、金魚の赤い色には厄除けの意味があります。扇子には末広がりの縁起物として、亀には一歩ずつ歩む努力と長寿の願いを、巾着には幸せな人生への願いをつめ、女児の健やかな成長を祈る気持ちが伝わってきます。
このつるし雛は、多いものだと50種類もの飾りが付いているものがあり、その一つ一つに意味があるのです。

古くはひな祭りのときに天井からつるす大きなタイプが主流でしたが、その後、7段飾りのお雛様の両脇に飾るようになり、近年では形も大きさも小さいサイズになってきました。

その中でも種類があり、台座付きタイプ、タペストリータイプ、ほこりが付かないケース入りのものもあります。

東玉のつるし雛は、つるし飾りはこちらから

  • ミニうさぎっ子 白
    コンパクトサイズでお飾りする場所を選びません。とてもかわいいので雛人形の横にも合います
  • ひなつるし飾り「藤の花」
    美しくまとめた高級感のあるつるし飾りセットです。それぞれの小物も手作業で丁寧に仕上げられております。72cmの黒塗り飾り台に、少し大きめのリングを使いゆったり・華やかに飾ります。

商品詳細

ひな祭りに飾りつけるお花の意味と由来

雛飾りのお花

また、ひな人形やつるし雛に加えてひな祭りのお飾りとして重要なのが「お花」です。
ひな祭りに飾られるのは主に5種類の春の花「桃の花」・「桜」・「橘」・「菜の花」・「紅白の梅」です。
それぞれに「魔除け」や「長寿」、「供養」、「高貴さ」を表す意味があるものでどれも縁起の良いお花なのです。

特に「桜と橘」は、ひな祭りのひな壇のモデルとなった京都御所「紫宸殿(ししんでん)」の庭先の「魔除け」としての桜と橘に由来しています。

ひな祭りのお飾りはそれぞれに意味があります。

ひな祭りのお飾り

ひな祭りのお飾りは段飾りや親王飾り、つるし雛などのひな人形やお花、お料理やお菓子に至るまで、すべて「女の子の幸せ」を祈願するためのものです。

ひな祭りの段飾りをはじめお雛様は宮中での「婚礼の儀」を模したものであり、ひな祭りに飾られるお花の桜や橘には「汚れ祓いや邪気払いの力がある」と信じられていたからです。

お飾りにはそれぞれに意味があります。それらのことをお子様に教えてあげながら会話を楽しみ、素敵な時間が、素敵な思い出になると思います。ひな祭りは形式にとらわれ過ぎず、家族の楽しいイベントにしていただくことが一番大切なことだと思います。

関連記事:「かわいらしくてコンパクト!つるし雛の魅力をご紹介」

菱餅や白酒、ハマグリなどのひな祭りのお食事や食べ物、お菓子にも「魔除け」や「春を表す色」、「幸せな婚姻」への願いが込められています。

関連記事:「最近ではひな祭りのごちそう料理も種類色々!選べてうれしいレシピ」

これらすべてが表していることは自分の娘には、多くの人に祝福されて大切に扱われるようになってほしいという思いがひな人形という形になって現れているのです。

今ほど食糧事情や生活環境が良くなかった昔には、幼くして亡くなる子どもも多く、医療も発達していなかった為、親ができることはひな祭りなどのお祝い事で長寿と健康、幸せを祈願することでした。

世界トップクラスの平均寿命となるまで環境が整備された今日の日本では、幸いなことに幼くしてお子さまが亡くなるようなことは少なくなりました。
ですが、いつの時代でも親が子を想う気持ちに変わりはありません。

健康で幸せに長生きしてほしい。そういった願いがひな祭りのお雛様の飾りにあらわれているのです。
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