吊るし飾りは、お子様のひな祭りのお祝いにピッタリ！
江戸時代から日本各地に伝わる手作りのつるし雛。女の子が生まれたお祝いとして、家族・親戚や近所の方たちが手持ちの布やハギレで、縁起の良い小物を縫いつけた吊るし飾りを作り、赤ちゃんの健やかな成長を願い、贈る行事として現在も伝えられています。
伊豆稲取の『つるし飾り』、山形県酒田市の『傘福』（傘の下に下げるのでこう呼ばれます）、福岡県柳川市の『さげもん』などが有名ですが、その思いや華やかさが人気となり各地の工房で製作され、全国的に販売されるまでに広がりました。また、飾るにしてもしまうにしてもスペースをとらないことも若い人々に受け入れられる要因のひとつです。
写真のように大・中・小さまざまな吊るし飾りをにぎやかに飾り、ひな祭りをより楽しんで下さい。
吊るし飾りのお雛様は「動き」のあるお雛様！動くものが好きな小さなお子さまも大喜び！
赤ちゃんは視力がまだ弱いながら生後数週間から数ヶ月で動くものを目で追い、色を識別できるようになり、より脳を成長させていきます。吊るし飾りには、何本かのヒモにいくつもの飾り物を下げて、赤ちゃんに揺れる華やかな吊るし飾りを見せて視覚を刺激し成長の助けとしましょう。
吊るすかざりは、ほぼ縁起物となっており、例えば、赤い目のうさぎ、赤いとうがらし、つまみ細工で作った花や、ひな祭りの季節の代表である桜、桃、宝袋などがあります。どれも開運や招福や健康を呼ぶ物となります。
また、子供が４～５歳くらいになったらぜひ吊るし細工にふれさせて、親子でそれぞれのお飾りについてお話しながら楽しくコミュニケーションをとりましょう。
つるり飾りにつるし雛の意味や云われを一部ご紹介します。機会がございましたらお子様に教えてあげてください。
犬・・・犬のお産が軽いことにあやかり、「子宝・安産・健康」などに恵まれますように、との願いを込めて。
這い子・・・赤ちゃんが「はいはい」している姿を現しています。元気に、丈夫に育ちますとの願いを込めて。
花・・・花のように可愛く育ちますようにとの願いを込めて。縁起のいい紅梅・白梅を表現したものも多いです。
さるぼぼ・・・さる（去る）にかけて、「病が去る」・「災いが去る」という願いを込めて。 さるぼぼは飛騨弁で「猿の赤ちゃん」のことをいいます。
ご紹介は一部でしたが、ひとつひとつ意味があります。
雛壇がある場合も追加で飾ることができる吊るし飾りは飾り方が自由！
雛人形と一緒に飾ることがおすすめ。ひな祭りが盛り上がります。
吊るし飾りは小さいものは30cm位から、大きいものになると大人の背の高さくらいまでになるので飾る雛人形の大きさに合わせてお選び下さい。
一般的な吊るし飾りはつるす用の台が付いているものが多いと思いますが、大きいものは市販の台がなく天井から吊るす場合もあります。
（市販の吊るし用の台（スタンド）は最大で２ｍ程度です。）
吊るし飾りは赤色系統が一般的ですが、最近はピンク系・白系と様々な色合いがございますので、雛人形のセットに似合うよういろいろと探してみてください。赤は魔除けの色で、吊るし飾りに好まれる色です。
通常、赤や紅白の丸いリングに5本・7本と吊るされることが多い吊るし飾りですが、リングからはずして1本1本を雛人形の後ろの壁面に吊るしてみると、雛人形がより華やかに彩られます。
また、次女様のお雛様ご購入の選択肢としても人気です。雛人形は「お子様の健やかな成長と幸せ」・「厄除け・お守り」などの願いを込めお飾りいただきます。その意味からすれば本来は二番目・三番目のお子様にもそれぞれの雛人形・五月人形をご用意いただくのが一般的な考え方です。しかし住宅事情などもろもろの状況から一家に二つも三つも飾ることがむずかしい場合もあります。吊るし飾りは、考えてみれば雛人形を飾る本来の意味が全て含まれています。
人気のつるし飾りをご紹介します。
- 東玉のつるし飾り ひなつるし飾り「白うさぎ（極上）」
かわいい白うさぎがたくさんついている現代的なつるし飾りです。
商品詳細
- ひなつるし飾り「ミニミニつるしC」
お子様の健やかなご成長を願うつるし飾り。縁起の良い、うさぎ・犬張り子・鞠・這い子（はいこ）などの縮緬細工が付きます。高さ34cm黒塗り飾り台の新作、コンパクト・卓上タイプです。
商品詳細
- ひなつるし飾り「ほのか7連」
お子様の健やかなご成長を願うつるし飾り。それぞれの細工には縁起の良い意味が込められています。 高さ72cmの飾り台に、豪華な七連（丸輪に七筋のつるし飾り）で飾り、全体の色調は落ち着いた伝統色でまとめた 昨年度人No1のつるし飾りセットです。
商品詳細
こちらもあわせてご参考にしてください。
東玉のつるし飾りはこちら〈東玉つるし飾りページ〉
東玉スタッフブログ「二人目の女の子の雛人形に迷ったら。」
省スペースでも可愛く綺麗な吊るし飾りは、玄関で飾っても素敵！
小さなサイズの吊るし飾りはスタンドに下げられます。15cm×15cm位のスペースがあればお飾りできますので玄関先のシューズラック等のちょっとした空間に季節のいろどりを添えてお客様をお迎えすると良いおもてなしになりますね。部屋の出入り口にのれんの代わりにさげてみるのも楽しいですね。
吊るし飾りは箱にしまうと飾った見た目よりもかなり小さくなりますので、場所さえゆるせば少し大きめのサイズを選ばれるとより豪華な空間を演出できることでしょう。
吊るし飾りを楽しもう。
見た目にも美しい吊るし飾りですが、吊るされたひとつひとつのお飾りには『鶴・亀』は長寿、『巾着』お金に不自由しないように、『手鞠』家族の幸せ・人の輪など生まれた子供への親の願いが込められております。現在まで受け継がれている親たちの愛情に思いをはせながら、3月3日のひな祭り（桃の節句）をお楽しみください。
また、吊るし飾りはひな祭りだけのものではなく、最近は端午の節句にも飾られます。また、ちりめんの素材で作れるキットや材料の購入も可能です。手芸のお得意な方はぜひお試しください。
