二人目の子供にも雛人形を揃えてあげたい!でも現実的な問題も
二人目の女の子にも三人目の女の子にも雛人形は必要です。
また雛人形は、全国各地で行われている「流しびな」の行事にみられるように「厄除け」・「御守り」のような意味合いもあります。諸々の状況から「一家に一台」のような考え方も見られますがこうした雛人形の本来的な意味を考慮したときに、初めての女の子はもちろんのこと次女・三女それぞれにおひな様をお飾りいただくことが原則と考えられます。
雛人形は女の子が健やかに成長するよう、幸せな人生が送れるよう、そして成人して良い伴侶と出会い幸せな結婚ができることを願うものです。
住宅事情で飾るスペースがないという場合もあるとは思いますが、人形店にはコンパクトなお雛様、空間に吊るす吊るし雛、ケース入りのお人形などいろいろなサイズの物が揃っています。女の子一人ずつに雛人形を用意して、ぜひお子さまのために毎年飾りましょう。
そもそも二人目のお子さまへの雛人形は買い揃える必要があるのか?
あります。本来的な意味のヒトガタとしては必要です。
二人目、三人目の女の子にも雛人形は「その子のお雛さま」。女の子が「私のお雛さま」といえるお人形を用意したいものです。雛人形はその子にふりかかる病気や災いなどから女の子の身代わりになってくれるといわれ、信じられてきました。
雛人形のルーツは「天児(あまがつ)」「這子(ほうこ)」で、この意味あいがあります。
女の子の精神的な成長、情操豊かな女性の成育には、小さい時の体験、思い出が大切です。ご両親をはじめご家族から大事にされ、たくさんの豊かな思い出、特にひな祭りの幼い日のなつかしい記憶、楽しい記憶、胸ときめく情景などです。
ひな祭りに仲良しのお友達を招いて遊びました。
男の子はいつもとちがうおめかしした服装で正座をしていました。
私も今日だけは振袖の着物を着せてもらってお客様をおもてなしです。
お料理は家族が用意してくれましたが座布団を出し白酒を注ぐのは私の役目でした。
私を可愛がってくれた人たち、仲の良いお友達のこと、何年たっても楽しかったあの日のことは忘れられないものです。
「私のお雛さま」を見るとあの日のことがはっきりと思い出されるのです。
女の子が成人され、結婚のときにお雛さまは、幼い日の思い出がいっぱい詰まった「お嫁入り道具」の一つとなります。地域によりますが、結婚されて初めてのお節句は「嫁節句」といい、赤ちゃんのお誕生がある無しにかかわらず、ひな祭りがにぎやかに行われて、嫁入り道具として持ってきた雛人形を飾り、まわりの方々にお披露目されるのです。
二人目のお子さまへ雛人形を贈るのが難しいことも多いと思います
経済的な問題。美しい雛人形は熟練の職人や作家が丹精込めて創り上げた作品。それなりのお値段が当然いたします。
昔、雛人形を飾る家(部屋)は広い一戸建ての住宅でしたが、今はマンションが中心です。「長女の雛人形を飾るのがやっとです」という声も聞こえてきます。
スペース的に難しいという方で、長女のお雛さまが衣裳着のお雛さまの場合、2人目の女の子には木目込み人形の立雛を用意し、玄関の下駄箱の上に赤い毛氈(もうせん)を敷いて飾ってもよいでしょう。
また、長女の雛人形のところに天井から吊るし雛を飾ると、とても華やかなひな祭りが一層盛り上がります。
雛人形を購入するにあたり金銭的に難しいという場合もあると思います。雛人形は熟練の職人や作家が丹精込めて創り上げた作品ですので、本格的なお人形は確かに高価です。
しかし、木目込人形の小さい立雛やつるし雛など価格を抑えたものもたくさんあります。
また、木目込み人形の立雛の材料を求めてご自身で木目込みを施し、完成させてみてはいかがでしょう。お母さまの心のこもったお雛さまになります。
- 木目込人形 喜久絵 収納飾り「木目込人形 喜久絵 収納飾り「桜華No.7刺繍」」:ベージュとピンクの衣裳に満開の桜刺繍が豪華にあしらわれたおひなさま。ホワイトを基調につくられた収納箱と屏風はモダンな色合いでお殿様とお姫様をいっそう引き立てます。
- 木目込人形 喜久絵 収納飾り「柑愛刺繍A」:優しいミントとピンクの衣裳に桜の刺繍が施され、小さいながら存在感のある収納飾りに仕上がりました。
関連ページ:「東玉の木目込人形ブランド【喜久絵】商品一覧」
飾るスペースがない方におすすめ。間口50cm以下から選べる!玄関サイズの雛人形セット
東玉では省スペースでも飾ることが出来る小さなタイプの可愛らしい雛人形を多数取り揃えております。
- 収納親王飾り「あわゆき」:淡くやさしい色合いの人形の衣裳は正絹ならではの光沢感があり、人形師・池谷芳明による優美な仕立てに良く合います。白木の収納箱と屏風にはお姫様の衣裳と同じピンク色の正絹生地を貼り付け、モダンなおひなさまに仕上がりました。
二人目のお子さまには雛人形以外の贈り物を選択する場合もあります
お雛さまには女の子が成人され、幸せな結婚を祈る思いも込められています。小さくても一人ひとつの雛人形をおすすめします。
二人目の女の子の雛人形で、飾るスペースや金銭的な事情で難しければ、立雛、つるし雛、日本人形、市松人形などもあります。女の子の災いを祓い、贈ってくれた祖父母、家族との絆づくり、思い出のお人形として大切なものです。
地域によって、つるし雛は女性が赤ちゃんを身ごもるとご家族、ご親族の女性が生まれてくる赤ちゃんの無事のお誕生と幸せな一生を願い、一針、一針、心をこめて作ります。とても意味のあるお人形です。つるし雛の講習会などで制作されるのもよいでしょう。つるし雛を作った方の写真に赤ちゃんへのメッセージを添えると、一層価値が高まります。
- ひなつるし飾り「うさぎっ子 パール」:コンパクトサイズでお飾りする場所を選びません。とてもかわいいので雛人形の横にも合います
- ひなつるし飾り「あさひ5連」:つるし飾りの伝統を意識した落ち着いた色調。人気のトラディショナルタイプです。高さ49cmの黒塗り飾り台はネジを使わずに、簡単に飾付が出来ます。それぞれの縮緬細工ひとつひとつに、お嬢様の健やかなご成長に因む、縁起の良い意味が込められています。
商品詳細
関連ページ:「東玉の【つるし雛】商品一覧」
二人目、三人目の女の子にも「私のお雛さま」としてご用意を
「女の子にとってお雛さまは必需品です」
お雛さまは幼い時にまわりの方々から大事にされ可愛がられたという「愛のかたち」です。幼い日の楽しい思い出のひとつが、ひな祭りです。成人し、結婚のときには思い出のつまった「お嫁入り道具」のひとつとなります。
お雛さまは女の子の豊かな情操を育み、心の成長には欠かせないものです。
二人目、三人目の女の子にもお雛さまの大きさ、価格にかかわらずどのようなものでも用意しましょう。そして「私のお雛さま」として一人にひとつ飾りましょう。子供とはいえ、一人ひとりに個性があります。その個性がのびやかに、清々しく育っていく為にも、たかが”雛人形”とは言わずに、親としての願いを込めて、ご用意して頂きたいと思います。価格や大きさの問題ではありません。