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雛人形のそれぞれの名前と持ち物の意味・役割

2021年1月24日

雛飾り

雛人形のそれぞれの名前と持ち物の意味・役割

雛人形のうれしいひな祭りの歌は、しらない人がいないくらい有名な歌ですが、歌の内容が違っていて、名前と意味が少し違っています。

雛人形には15人7段飾りが有ります。お内裏様、お殿様とお雛様、三人官女に5人囃子、随巨の2人 3人仕丁の計15人。お内裏様は天皇、お雛様さま皇后、官女は天皇皇后の給仕係り、5人囃子は楽隊、随身は武具を装備した護衛係り、仕丁は喜怒哀楽を表す掃除係と役割がそれぞれ違います。
持ち物や衣裳の違いから、どんな人たちがモデルとなったのかを考えてみました。

人形の町岩槻は桐の産地でしたので、お人形のお顔の部分にあたる頭を作る材料の桐のおが屑がたくさん有りました。また江戸から日光へ向かう御成街道があり、岩槻はその最初の宿場町で物流にも最適な地域です。そこで職人が住み着き、人形の町になりました。

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雛人形の主役「お内裏様」の名前と持ち物

お内裏様は天皇を表していると言われています。手に木製のしゃくを持っていて、しゃくの裏側に覚え書きをしるしていたようです。刀は左脇下に挟むように置き、冠の部分と立纓の2部品でなります。冠は天皇のみ着用を許された格式高いかぶり物です。お雛様は扇を持っています。木の板を紐でつないで飾り紐を付けています。しゃくと同様に裏側に忘れてはいけない事を書いていたそうです。

お内裏様はお内裏にいる人という意味で使われていると思われます。
徳川家康も三河殿といわれたように、場所が人を表しています。正式な名前とは言えません。

  • 衣裳着人形 龍村裂 親王飾り「龍村錦」」:龍村美術織物・桐に向鳳凰丸文錦を着せ付けた親王飾り。落ち着いた雰囲気の中に伝統の技が盛り込まれたトラディショナルな作品です。

商品詳細

龍村裂 親王飾り「龍村錦」

176,000円(税込)

規格:幅65×奥行40×高さ37cm

雛人形の女官「三人官女」の名前と持ち物

三人官女は真ん中が座りで、左右が立っているお人形です。真ん中は飾る場所がわかりやすいですが、左右の官女は右足左足が平行では有りません。足が出ているほうが雛壇の外側に飾ります。また関東の三人官女と京都の三人官女とでは持ち物が違っています。

関東の三人官女の持ち物は、向かって右から長柄銚子・三宝・銚子を持ちます。
お酒を注ぐ為に持ちます。

一方京都の三人官女の持ち物は、真ん中の官女が島台を持ちます。
島台は縁起物を乗せた飾り物です。
普段は後宮にいて、お姫様の近くに居た三人官女の中でも位の高い人物と思われます。

  • 三段飾り「彩花」:お殿さまとお姫さまには段織りの衣裳を使用し、高級感あるつくりになっております。格子をアクセントとした屏風と段の桜の模様は刺繍仕立てです。三人官女や重箱、牛車、お駕籠まで揃ったにぎやかで豪華な三段飾りです。

商品詳細

三段飾り「彩花」

173,800円(税込)

規格:幅75×奥行65×高さ83cm

雛人形の盛り上げ役「五人囃子」の名前と持ち物

5人の楽隊はその場を盛上げる役割です。
元服前の若い子供達でおかっぱ頭が特徴です。能楽の演奏形式の一つを表しています。

向かって右から扇を持つ子が歌い手で、メロディー担当の笛、小鼓は4種の音をたたき方で使い分けをしています。大鼓はかけ声をかけながら3種の音を使います。太鼓は手にばちを持ちリズムを取ります。
五人囃子が定番ですが、7人いる雅楽のお人形もあります。

  • 木目込人形 喜久絵 三段飾り「桜華雛十人飾り」:コンパクトな木目込み人形の10人飾り。ガラスの目が入った幼顔の人形たちはどれも愛くるしい表情ばかり。五楽人それぞれのお顔の違いは見ていると楽しく、演奏が聞こえてきそうです。

商品詳細

木目込人形 喜久絵 三段飾り「桜華雛十人飾り」

310,200円(税込)

規格:幅55×奥行47×高さ45cm

雛人形の守護者「随臣」の名前と持ち物

向かって右側が文官、向かって左側は武官。それぞれ天皇を補佐する役割です。
冠は巻えいをかぶり、左手に弓を持ち右手に矢を持ち背中に矢を付けます。
向かって右側のおじいちゃんのような見かけで作られている左大臣は、物知りを表していて、向かって右側の若者の右大臣は力がありあまる様子を人形にしています。
左大臣のほうが位は上とされています。
歌の中では右大臣左大臣となっていますが、高官の護衛役の意味の方が近いと思われます。右大臣左大臣だと、位が高すぎるので、随身という呼び名がふさわしいようです。

雛人形のお手伝いさん「仕丁」の名前と持ち物

泣き顔、怒り顔、笑い顔の3人で、雑用係を表しています。
持ち物も関東のお人形は沓台が真ん中、左右は傘を持っています。籠からおりる時の沓台です。
台傘や立傘は日よけや飾り物として大名行列に使われる物です。

京風のお人形は真ん中にちりとり、向かって左が熊手、右がホウキをもち、右近の橘左近の桜から落ちる葉を清掃していたのかもしれません。

  • 木目込人形 賢一 五段飾り「寿 龍村裂 十五人飾り」:賢一シリーズの十五人飾り。衣裳は親王以下すべて「京都龍村美術織物」を使用。人形の指先や小道具など細部に至るまで、こだわりの逸品です。ご親戚・お友達、皆様を招いて自慢したくなるようなお嬢様の「一生の宝物」にふさわしい 鈴木賢一の最高級品です。。

商品詳細

木目込人形 賢一 五段飾り「寿 龍村裂 十五人飾り」

1,100,000円(税込)

規格:幅90×奥行135×高さ116cm

まとめ

天皇・皇后の周りで代表的な仕事している人達を簡単に表現しているのが15人飾りで、時代が違えば呼び名も変わり、違う仕事をする人がひな壇にいたのかもしれません。また、仕丁を今風に作れば、掃除機とルンバをもっていたのかもしません。

江戸時代あたりから大人数飾りが飾られて、昭和40年当たりは15人飾りしかありませんでした。現在は、お内裏様とお雛様の2人の親王飾りが多いのですが、お子さまの健やかな成長を願う人達がいる限りは、約1000年前から続いているひな祭りの文化は、日本独特の美しい風習として残り続ける事でしょう。

お雛様を飾る事は、古い時代の豊かな文化を知るきっかけになると共に、家族のコミュニケーションを深め、毎年飾ることで春のおとずれを感じるなど、子供を思う親や祖父母の気持ちが、親から子へ代々伝わっていく事でしょう。

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