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「飾り台」と「屏風」次第で雛人形がより美しく

2023年11月30日

雛飾り

「飾り台」と「屏風」次第で雛人形がより美しく

雛人形というと、皆様どのような印象をお持ちでしょうか。現在は専門店や量販店等のショッピングモール、インターネットなど様々な販路で販売されておりますが、
「美しい」「綺麗」「流麗」「高貴」などという形容が似合うのがお雛様ですね。また、最近は「可愛い」要素が盛り込まれた雛飾りも多く存在します。お人形単体でも美しいのが雛人形ですが、さらにその美しさを演出するのが「飾り台」や「屏風」といったいわば雛人形の舞台の部分です。脇役のようで、文字通り、ひな人形の美しさを支える縁の下の力持ち。専門店などでは自由に組み替え可能な店舗も多いようです。
ここではそんな飾り台や屏風についてお話していきたいと思います。東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら
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雛人形の飾り台の種類や素材いろいろ

一般的な飾り台

飾り台の種類や素材もさまざまです。昔から一般的な飾り台は黒塗りの台に流備畳(もしくは紙製の畳)を貼った飾り台です。シンプルで、どんな雛人形を乗せても上品に見えるので、多用されます。
以下、飾り台の素材についていくつかご紹介したいと思います。

「紫檀」

マメ科の広葉樹。ベルサイユ宮殿のルイ14世の玉座に使われるなどしており、ヨーロッパにおいては、高級家具の材料として珍重されていましたが、現在は、ワシントン条約で絶滅危惧種に指定されているため流通はさほどありません。

「黒檀」

カキノキ科の広葉樹。一般的に良く知られている代表的な銘木でありますが非常に重さがあります。

「鉄刀木」

「タガヤサン」と読みます。マメ科の広葉樹。杢目が非常に大変美しい木材です。重たく硬い木材で「鉄の刀のようだ」ということからこの漢字が当てられました。

「唐木三大銘木」

この「紫檀」と「黒檀」と「鉄刀木」は遣唐使によって唐(中国)より伝来した唐木(からき、とうぼく)とよばれている木材で「唐木三大銘木」といわれます。

しかし実際はこのような希少な木材を雛人形の飾り台として使っている雛飾りは少数と言ってよいでしょう。
また雛飾りに銘木は重さが出てしまうため、軽い桐素材が飾り台の素材として使われます。高級な素材感を出すために、紫檀塗や黒檀塗などはありますので、雰囲気を楽しみましょう。

また、一般的な飾り台の素材として、もっとも多く使われるのが、合板(MDF)です。
木材を粉末化して圧縮し、それを固めた素材です。加工しやすく、天然の無垢の木材に比べて反りにくいことが長所です。
熱や湿気によって変形することもありません。再生木材を一度粉末化し、洗浄し圧縮して固めた素材なので、エコの時代に合う素材と言えるかもしれません。

また、無垢材が木の本来の木目や色を生かすのに対して、MDFは着色がしやすく、これまでになかったピンクや白などといった色もきれいに発色します。可愛い雛人形に可愛い飾り台を求める現代に、非常に見合った素材であると言えるでしょう。

また、飾り台の塗料はカシュー漆塗りとなっており、従来の黒塗り、朱塗りなどは今でも圧倒的に多くみられますが、ここ十年では、可愛い雛人形が多くなってきた時代を反映して白やピンクといった塗りの飾り台も登場しています。

雛人形の飾り台とセットで使う「屏風」

6つ折りの屏風

屏風はなんのために立てるのでしょう。
屏風は、大陸からの伝来品として、古くは奈良時代からの歴史があります。もともとは空間の間仕切りとして、生活の中になくてはならない調度品でした。今では結婚式や、改まった記者会見の場などで見かけますね。結婚式場では和装で行う式であれば金屏風の前に立ってご挨拶される場面があると思います。

実はこの金屏風、六つ折りといって6枚に見えるように折れていることが多いのですが、それにはちゃんとした意味があります。中を六つに間じくというのを語呂あわせで『仲、睦まじく』という意味があります。雛人形においても同じように六つ折れ屏風を置いている飾りがありますので、そういった縁起のいい言葉も味方につけて、ひな祭りをお祝いしましょう。

また、最も使用されるランキングナンバー1の金屏風が結婚式でつかわれるのは、これからの二人の人生が黄金色に輝きますようにという意味合いもあるようです。雛人形の後ろに立てられる屏風は、これから女の子が歩む道が明るい光に満ち溢れますようにという意味も込められています。屏風はその後、文字や絵が施され、装飾品としての歴史を歩みますが、雛人形に立てられる屏風も、華やかに変化を遂げて今に至ります。おひなさまの屏風には大きく二種類に分けることができます。刺繍や金彩で桜や梅などが華やかに描かれたものと定番的な金屏風のようなほとんど無地に近い屏風です。ただ最近では無地も金だけではなく木目を生かしたものや淡い色合いの彩色紙を使用したものなど様々です。一見すると刺繍などで彩られた屏風に目が行きがちですが、人形を引き立たせる意味ではをシンプルな無地の屏風もおすすめです。

東玉おすすめの飾り台・屏風つき雛人形

優雅の雛人形

これまでご紹介したとおり、古き良き雛人形には、シンプルな畳付きの黒塗り飾り台と金屏風がセットされ、品良く雛人形を引き立ててくれます。それは古き良き時代は、実は七段飾りが多く飾られていたからです。七段飾りのように人形が大勢いたり、嫁入り道具などの御道具類が多く飾られていると、飾り台と屏風がシンプルであっても、豪華でにぎやかな雛飾りになるのです。

しかし現代では、住宅事情から、親王飾りとよばれるコンパクトな内裏雛が主流となり、黒塗りの飾り台と金屏風だけのシンプルなセットも人気ですが、デザイン性のある現代的な飾り台と屏風も好まれるようになりました。

そこでお勧めしたいのが、東玉の「優雅」シリーズです。
このシリーズは雛人形と飾り台と屏風をトータルにコーディネートし、飾り布を敷いて、現代の住空間に似合うように考えられたシリーズです。

  • 優雅 親王飾り「白夢桜」:インテリアとしても美しい優雅シリーズ、人気No.1親王飾りです。 華やかで気品あふれるお顔に、衣裳は汕頭刺繍風の高級西陣織です。 白い屏風の柄は、立ち桜の刺繍、唐草模様の和紙スタンドには光が灯ります。 白の織物の敷布が付きます。リビングなどの洋空間に特におすすめの一品です。

商品詳細

優雅 親王飾り「白夢桜mini」

優雅 親王飾り「白夢桜mini」

137,500円(税込)

幅60×奥行35×高さ41cm

  • 優雅 収納飾り「新古今」:豪華な刺繍の敷き布の下は家具調の収納箱。豪華で高級感があり、「優雅」収納飾りの中で人気No.1セットです。

商品詳細

優雅 収納飾り「新古今」

優雅 収納飾り「新古今」

187,000円(税込)

幅65×奥行38×高さ52cm

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関連ページ:「東玉のブランド【優雅】商品一覧

おひなさまを選ぶときには

人形店では、雛人形をより引き立てるべく、飾り台や屏風、そのほかの御道具類を組み上げられています。稀に「あっちの屏風とこっちのお人形がいいな」などということもあるかと思いますが、実際あわせてみると、ちぐはぐになってしまう可能性も。
飾り台・屏風のいちばんの役割は「引き立て役」です。
雛人形選びの際には、やはり女の子を見守る役割である雛人形を大切に選びましょう。これから雛人形を購入される皆様は、飾る場所やご予算といった事情を考慮しつつも、選ぶ雛人形にはうまれてきた女の子を大切に思う気持ちが込められるはずです。
世界にたったひとつの、素敵な雛人形と出会えますように。
また、大人になりご自身でお持ちの雛人形のセットが7段飾りや三段飾りで大きい場合、親王飾り以外は人形供養でお焚き上げをし、親王飾りにしてコンパクトにしてお飾りする方も多くいらっしゃいます。この様な場合は人形に合うサイズの道具セットに変えれば飾りやすくなり、スペースもとらなくなります。屏風やパーツの販売はこちらをご覧ください。

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